2003年高知県知事選挙 高知県民の良識の勝利
 

 一時は接戦を心配しましたが、終われば「現職の勝利」。当然の結果でした。
相手の前高知市長側は、自民党高知県連、民主党高知、社民党、公明党、連合、農協などの組織がバックにつき、強力な運動を展開していました。
 ある会場の個人演説会を見に行きましたが、皆番号札を持っており、あきらかに「組織動員」されていました。当該地区の住民は殆どいませんでした。こうした動員型の選挙運動の有効性はないと私は思います。主催者側の自己満足だからです。
 それ以上にひどいのはその陣営の応援弁士のひどさです。特に参議院議員の田村公平氏(自民党)。配偶者の悪口、候補者への誹謗中傷。聞くに堪えれませんでした。この陣営の県会議員、市会議員も同様のスピーチ。誹謗中傷の大合唱でした。そこに居るのが居心地の悪いレベルの低さでした。

 今回の組織選挙の破綻、誹謗中傷選挙の破綻で、選挙を指導した陣営の幹部は責任をとるべきであろう。そして非礼を県民に詫びるべきである。酷すぎるからだ。
 政党幹部、組織(労組・農協など)の幹部も同様である。政治の品位を貶め、大衆を愚民化した宣伝をした罪は果てしなく重いのであります。

 
 
集結した幅広い「草の根」支持者たち
 
 11月23日の高知大丸百貨店でのリレー演説会。田中康夫長野県知事、野中広務元自民党幹事長、仙石由人徳島選出民主党衆議院議員、平野貞夫民主党参議院議員らの演説会は盛況でした。
 司会進行を自民党県連から除名扱いされた植田壮一郎県議らがしていました。進行を高知大学生、高知工科大学生グループがしていました。聴衆を見ますと、民主党、自民党、共産党の支持者もいました。もちろん無党派の市民が圧倒的でした。
 
野中広務元自民党幹事長 田中長野県知事・仙石議員、平野議員
最終日のマイク収めの11月29日の事務所前。作業着姿の建設業者の一団。黄色いハンカチを熱狂的に振る大勢の女性たち。支援の11名の県会議員。労組員達。学生。車椅子の高齢者。雨の中大勢の人達が駆けつけていた。
 決して「動員」されたわけでもない。自主的に駆けつけてきた人達である。
高齢者の人達も激励に来ていました ボランティアスタッフは幅広い層でした
簡素な当選お祝い集会
選挙事務所前で当選祝いの集会が、11月30日午後10時過ぎに行われた。友人の花屋さんが、「お祝い」の花束を大阪の支援者から依頼されたらしく、様子を見に行くと、万歳の最中でした。
 あわてて駆けつけ、橋本大二郎さん本人に、私が花束を渡すはめに。直後に報道各社による新知事の共同記者会見が始まりました。そばで見つめる夫人も感無量のようでした。
 今回は「組織型選挙」を展開する松尾徹人(前高知市長)とは接戦でした。激しい選挙戦、とくに「組織」を相手に戦い抜いた婦人達は、感極まり泣き出す人達もたくさんいました。
 ふるまい酒があるわけでもなく、共同記者会見が終了しますと、祝賀会は散会しました。
これが本来の「お金をかけない選挙」のありかたです。スーパースターの橋本大二郎さんだけに勝利できた「草の根」選挙でありました。 (2003年12月1日)
かろうじて花束を渡した直後です。
共同インタビューの様子です
 
2003年高知県知事選挙の総括をいたしました。

ッシーと老練政治家、壮士との街頭演説会が開催されました

高知大学生が「2003年高知県知事選挙候補者比較サイト」を作成し、公開しています。


「橋本大二郎さんをなぜ支持しなければならないか」を考えてみました

橋本大二郎さんの考え方を点検いたしました。

リーダーシップについて考えさせられました。衆議院・知事・市長選挙を前に。

政策本位の選挙を望む(衆議院・高知県知事・高知市長)選挙について

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