とっておきの高知のフルーツは?
 

 今週のゲストは大橋通り商店街フルーツ大橋屋の鍋島恵那さんです。鍋島さんは大学でも演劇を専攻され、県外でも演劇活動をされていました。今日のテーマは「とっておきの高知のフルーツは?」でお話をお聞きします。
 フルーツ選びにもアートなセンスが必要であると思います。鍋島さんが一押しの高知のフルーツはなんでしょうか?メロンでしょうか?新高梨なのでしょうか?
 フルーツの大橋屋の鍋島恵那です。新高梨は高知産ばかりでなく、各地で栽培されています。高知産とはいえないと思います。年末頃の季節(10月〜12月)でしたら水晶文旦ではないでしょうか。
 高知で一押しの果物と言いますと、土佐文旦(2月〜4月)と、小夏(4月から6月)になるんではないでしょうか。これは本当に高知でしかありません。
メロンなんかはいかがでしょうか?

 高知のメロンも美味しいです。9月〜10月以外の月は栽培されています。
フルーツトマトというトマトがあり県外では人気だと聞いていますが、そのあたりはどうなのでしょうか?
 そうですね。大人気ですね。フルーツトマトは県外の料亭からも注文が来ます。またうちは徳谷トマトを扱っています。徳谷産は味も濃縮していますし、すこし小さめですが凄く人気があります。値段は少し張りますが。
 時期は1月〜6月ぐらいまでです。
徳谷トマトは地元でも人気のあります。
フルーツは健康にも良いとは思います。年齢によってお薦めするフルーツは異なるのでしょうか?
 そうですね。子どもから大人まで年齢ではフルーツは関係有りません。ビタミンCやミネラル、クエン酸などが豊富です。一例をあげますと疲労回復にはりんご、ぶどう、肝臓を元気にするには柿とかみかん、トマト。高血圧予防にはキュウイ、バナナ、パイナップル。腎臓を元気にするためにはスイカとかりんご。いろんな用途や体調に合わせてフルーツがありますので、ぜひご利用下さい。
フルーツ大橋屋で販売されていますりんご(左)とバナナ(右)です。写真は鍋島恵那さんより提供いただきました。

 夏の間は店頭でフルーツジュースも販売されておられたのでしょうか?
 そうですね。フルーツジュースは県外でもはやっています。取扱いで痛みやすい物でも、ジュースにしますととても美味しいものです。去年もとても人気がありましたので、今後も力を入れていこうと話し合っています。
 最近の消費者や低農薬や無農薬をのぞむ人達が多いようです。フルーツの場合は栽培などで難しいと思います。そのあたりはどうなのでしょうか?
 フルーツは実がなり始めますと農薬はあまり使いません。大丈夫であると思います。フルーツは皮のあるものが多く、野菜と異なりまして、皮をむいて食べるものですし。中味は安心ですね。
収録の様子です。演劇、ネイルアート、よさこい、フルーツ販売、商店街活動と話題は多岐に及びました。鍋島さんは演劇などで場数をふまれていますので、言葉もはきはきされ、時間どうりスムーズな進行が出来ました。
 外国産のフルーツなどの評価はどうなのでしょうか?
 沖縄や鹿児島などではマンゴーなどが高級フルーツで有名ですが高知ではどうなのでしょうか?
 外国産フルーツも入荷はしていますが、国産の方が、管理が行き届いていますので、安心ではないかと思います。高級品と言うところでは、高知パインとか、高知マンゴーというものもあります。

 マンゴーは高知でもできるのですか?
できます。
3個で1万円とか高級なくだもののようですが。
 そうですね。高知マンゴーの方が高いですね。

 県外の人の高知のフルーツに対する評価はいかがなものでしょうか?
 そうですね。高知は1年を通じていろんなくだものがあります。ですので恵まれています。くだもの屋にとってはいいですね。

豊富な種類のくだものに高知は溢れています。

フルーツ大橋屋もそのくだものの一番美味しい時期を選定し、店頭で販売されています。

(写真は鍋島恵那さんの提供)


 生産者で面白い人はおられますか?高知の生産者はユニークな人達が多いようにも聞いていますけれども・・

 生産者には父がよく知っているようです。須崎市でぽんかんの栽培だ家でなく、ジャムやジュースまでこしらえている人もいます。坂本誠次さんという人です。
 個性の強い人達がどんどん出てくると高知のフルーツもどんどん良くなってきますね。