よさこい踊とまちづくりについて
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今週のゲストは大橋通り商店街フルーツ大橋屋の鍋島恵那さんです。鍋島さんは大学でも演劇を専攻され、県外でも演劇活動をされていました。ネイルアートもされておられます。 また夏の時期は大橋通り商店街で毎日夕方に行われていました観光客や市民へのよさこい踊の指導もされていました。今日のテーマは「よさこい踊とまちづくりについて」お話をお聞きします。 高知の最大のイベントであるよさこい祭り。鍋島さんはいつごろから関わられ、踊られているのでしょうか? |
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踊り始めたのは保育園の年長さんからです。地元商店街チームでデビューしました。若い頃は他のチームに浮気しましたが、その経験は良かったです。高校2年の時からインストをやり始め、大学2年の時に大橋通りチームの振付師として地元に復活しました。 |
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最近のよさこい踊は、踊も服装も、音楽もレベルが高くなったように思います。鍋島さんから見られたらどうなのでしょうか? |
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一時やり過ぎてしまって苦情が耐えなかった時代もありましたが、そのおかげである程度の規律や制限もでき、現在は皆さんそのルールを守りながら美しい自己表現をしていると思います。 いろんな分野がレベルアップしましたが、私は毎年楽しみに見てます。 向上していくのはいい事だと思いますよ。しかしチームとしてのレベル上げだけにこだわり過ぎてるのはどうかと思います。本来のよさこいは賞取り合戦ではないのでスが、そこだけに執着してるチームが増えてるような気がして仕方ないです。 |
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よさこい踊での鍋島恵那さん。リード役としてチームを引っ張っています。
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商店街でよさこい踊を運営もされていると思います。大変なのではないでしょうか? | |
大変です。どこのチームもそうでしょうが、金銭面しかり、スタッフのトラブルしかり… うちはそれがそのまま一生のご近所関係に響き兼ねませんから、 皆我慢しつつよくやってくれてると思います。商店街の子供も育てながら、アットホームな雰囲気作りを目指しています。 |
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街中でアーケードで踊ることは大変良いことであると思いますが。これからも継続されていくのでしょうか? | |
もちろんここがホームの商店街チームでスから、アーケードでの練習は毎年の 風物詩として続けて行きますよ。 練習場所確保が大変なチームが多い中、本当に有難い事ですよね。 通行人の迷惑にならないよう片側にロープを張ったりと工夫しながら通る方々に練習風景を楽しんでいただければと思います。 よく拍手や応援の声等をもらうので、自然と踊りこのテンションも上がり、見られる事への意識が強くなって良い効果を産んでいると思います。 私がかつてそうであったように、ここで生まれ育った近所の子供達が踊ってくれる 事が何よりの喜びです。年頃になると他のかっこいいチームに移っていったりしてしまいますが、年齢を重ねた時に自分の子供を連れて帰ってくる事ができるのが商店街チームの大きな魅力ではないでしょうか。 |
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よさこい祭りは夏の風物詩ですが、毎週あるいは毎日開催するとかは出来ないものでしょうか?夏だけでなく冬も毎日街頭でやれば全国から見に来る人もいるとは思いますが・・。 |
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それは本当に難しいです。絶対に出来ない事はないでしょうが、お金の問題が1番ではないでしょうか。手伝うスタッフ、開催場所、音の問題、踊り子の確保など、決して好きだという気持ちだけではできない問題が山積みです。
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よさこい踊で。左は鍋島恵那さん。真ん中は大橋通り商店街理事長鍋島勇雄さん。恵那さんのお父様でもあります。 | |
今年うちのチームは、某旅行会社さんのタイアップイベントに乗せてもらい、一ヶ月間観光客さんのために商店街で毎日よさこいを披露していました。
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これは高知の観光、高知をPRすることでなによりインパクトがありますので、続けていただきたいですね。 |
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それは本当に難しいですね。 |
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それは本当に難しいですね。 |
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資金ですね。それとお金をだすところが現れたとしても、そこがよさこいについて知らなかったら、なかなか説得することは難しいですね。 | |
例えば、劇団のようにプロの踊り子が10人商店街に属していても、たとえ10人であっても活用は出来るのではないでしょうか? | |
どうでしょうか。自分のジャズダンスの先生のチームとかが、自分達がダンスチームを興してやることは出来るとは思います。ですけれども最後は金銭面の問題であると思います。 | |