交通バリヤーフリー法への取り組みについて

 

 今日のテーマは「交通バリヤーフリー法への取り組みについて」です。

昨年11月に施行しました「交通バリヤフリー法」。正式には「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」です。

 駅のエレベーター設置、周辺の歩道整備、ノンステップバスの導入などを目的としています

はじめは駅や空港を中心とした法律でしたが、建設省が駅周辺の歩道整備で加わり、自治省がバリヤフリー化を推進する自治体への支援策で参加。警察庁も足の遅い高齢者のための信号機の設置や点字ブロック上での自転車駐輪の取り締まりなどで、加わりました。

 高知市における取り組みはどうなっているのでしょうか?

   都市整備部都市計画課に文書にて回答いただきました。

1)高知市総合計画2001のなかで、「ユニバーサルデザインのまちづくり」を一層推進していく

  ことを策定しています。

2)昨年度は低床式バスを導入しました。本年度は低床電車の導入補助を行なうことに

  なっています。

3)高知駅周辺を「重点整備地区」とまして、基本構想の策定を目指しているところです。

* ヨーロッパの公共交通計画の関係者は30年も前から「健康な人間でも両手に荷物を持った

  状態は、ハンディキャップド・パースンと考えて計画を立てるべきだと」主張していま

  した。先進事例はいくらでもあります。

* 高知青年会議所が1992年にはじめて、重度の障害者を東京ディズニーランドへ

  連れて行った事業を行ないました。「天使の翼」事業として現在も継続しています。

  計画当時からディズニー側は大変協力的でした。テーマパーク側がバリヤフリー

  を大変よく勉強していましたことには感心しました。

* 「都市再生」の流れもあります。

  高知市をユニバーサルデザインにて改造すべきでしょう。

*その具体的な手法が、「バリヤフリー」です。建物も道路も、交通機関もトイレも、

  すべてバリヤフリーにする。段差をなくす。

* 都市をバリヤフリーに改造すれば「人間にやさしい都市」になります。 

  高知市も優先課題として取り組んでいただきたいのです。

 

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2002年3月1日