セラピードックとは何か?
 
 今週のゲストはドッグラン高知代表の小田清建さん,副代表の松尾敏弘さん、曽我美佳さん、坂本恵美さんに来ていただきました。今日のテーマは「セラピードックとは何か?」です。直訳いたしますと「癒しの犬」となります。他の犬とどう異なるのでしょうか?お話を伺います。
小田 ようするにセラピーは「癒し」「実治療」とかですね。一般的にドック・セラピーと言われています。動物、主に犬を介在して治療することです。
「心のケア」を目的にした犬と人間との触れ合いのように、関連のホームページには  書かれていますが?言葉を理解できないと思われる犬と人間はどのように会話するの  でしょうか?
曽我 言葉の理解に関して言えば、犬は人間の3歳児程度の言葉は理解しています。かなりの数の言葉をわかっていると思います。私の母などは、犬の前で「その犬の悪口を絶対に言うな」と言っています。
松尾 結構聞いていますので。人のはなしを。
顔色を伺うという言葉がありますが?
松尾 ありますね。
坂本 よく人間のことを観察していますので、家庭内での序列などもすぐ見抜かれます。
だれが一番家庭内でえらいのかを見抜く力を犬は持っているのでしょうか?
一同  絶対わかっていますね。
坂本 セラピードックだけでなく、猫なども利用されています。動物が持っている医学では治療できない心の部分を治療する。人間が本来持っている自然治癒力とか、治そうという意欲とかを引き出すために、犬達を介して病気の患者や,痴呆の高齢者を刺激していきます。犬が治療するのではありません。人間が治療しようとする意欲を持つために介在するのがセラピードックです。犬を触ることによって高血圧の人が血圧が下がる。動かなかった麻痺のある手が少しでも動くようになったとか。欧米では小児医療にも利用されています。白血病の子供とか、感染なんかで危険のない部分で介在させています。
かなり効果があるようですね。セラピードッグは。
一同  そうですね。医学的にも社会的にも重要な役割ですね。
よく聞く話ではカウンセリングをされる方は、悩みを持たれた方が来れば、自分の意見は言わずに、相手の話をとことん聞くそうです。悩んでいる人のお話を聞くことが、治療になり、解決策になるとのことでした。以前この番組に出演いただきましたキャリアコンサルタント協会の皆様に聞きました。セラピードックの効能や役割は、カウンセラーの役割があるのでしょうか?
松尾 一緒だと思いますね。聞く役になるというか、だまって聞いてくれますね。
坂本 うちでも私の文句をじっと何も言わずに聞いてくれますから。よけいなことも言いませんし。
セラピードックになれる犬の条件はありますか?
小田 適性はおとなしい犬。
曽我 人間に対して友好的な感じの犬ですね。
松尾 人間の言うことをだ待って聞くおとなしい犬ですね。
   吠えてしまうとか。自分で好き勝手する犬ではいけません。
坂本 触られることを嫌がる犬は駄目だとききましたけど・・・・。
やはり犬は言葉が通じないと思います。で効果があると言いますのは、皆さんのお話では「おとなしい」「触られることを嫌がらない」「吠えない」。訓練はされますか?
小田 おとなしい犬を見極めて訓練にはいります。読んでも来るし。座れといえば座りますし。いろんな訓練もありますね
高知セラピードック協会を組織されますが、力を入れてセラピードックんも訓練をされるのですね。
小田 そうです。現在NPO法人申請中です。
セラピードックの需要があると思いますか?
坂本 老人ホームなどに入居した方で犬の好きな方もいます。触れ合い対談なども必要です。
セラピードックの社会の必要性がありますね。セラピードック協会の活動は大変重要であることが良く理解できました。