防災番組でともに備えましょう
 
 今週のゲストは、NPO法人我が家を見直す会事務局長の西田政雄さんです。西田さんは建築関係に詳しく、シックハウス症候群の研究や対策、家屋の防災対策にも高い関心を持たれています。4月から高知シティFMにて「ハッシーと西やんのラジオでつなぐ防災フォーラム」(毎週金曜日6時〜25分)の予定で始まります
 今日のテーマは「防災番組でともに備えましょう」でお話をお聞きします。西田さんは4月から高知シティFMにて週に1度防災番組を制作され、出演されます。
 番組の構成についておこないます。どのようなテーマで、どうなるのでしょうか?市民への啓発番組なのでしょうか?
 啓発が中心です。市民への啓発番組のつもりでやるつもりです。
 防災フォーラムですと、会場へ足を運んでいただかないといけません。ラジオですと、無差別に、いろんな作業をしながら、車の運転中にも聞いていただけます。
 「行政の啓発は、市民には解りにくい。」と言う声も聞かれます。
また、責任が・・・等が障害となって踏み込んだ意見が帰ってきません。
 全く無責任な意見は言いませんが、全てはリスナーの自己判断で備えて頂きたいと思っています。
西田政雄さん

 西田さんは神戸市や山古志村の罹災体験された人たちとのネットワークがあります。それを最大限に生かした番組になるのでしょうか?
 是非 そうしたいです。ポイント、ポイントで電話取材などで必ず出演をいただくようにします。リアルな被災者の声は、啓発パンフレットの数十倍の威力が有ると思いますから。罹災した市民の実体験を聞いていただくのが一番の参考になると思いますので。
三里消防分団の人たちと「掘るまいか」の隧道の現地視察です。 震災後の小千谷市の支援センターの様子です。
 番組対応の専用のブログやホームページも作成されると聞きました。それはどのようなものなのでしょうか?

ブログか、インターネットラジオを考えています。番組の会話を後日また繰り返し聞く事が出来る。放送当日聞き逃した方も後から何かの資料に成る様にと、ネット上に残します。
 従来防災フォーラムへ参加されるのは、生真面目な市民が多く、メンバーも固定される傾向でした。なにか趣向を変える方向に行くのでしょうか?(昨年の防災フォーラムの様子です)
 

 そうですね。会場に人を呼ぶのは何かと難しいですね。それだけではもう限界があるということで、ラジオの番組を考えました。平行してイベントも開催したいと考えています。
 ラジオで聞いていただいて興味を持たれて、それでまた防災フォーラムに来ていただいて。そういうふうになればと思っています。

 近い将来防災フォーラムなどを開催される予定なのでしょうか?

4月には「第8回市民がつくる防災フォーラム」の準備会を立ちあげます。
また、高知もくもくランド(木材関係のイベント)ですが、今年は防災をテーマに取り上げることになりました。また三里祭りともリンクしていく予定です。
 防災情報の「共有化」が大きなテーマになると思います。行政が独占している防災情報を市民が気軽に手に入れる方法手段の一つが西田さんの番組であると思います。具体的なテーマ、放送予定をお願いします。
 4月から高知シティFMで始まります。ハッシーと西やんのラジオでつなぐ防災フォーラム」(毎週金曜日6時〜25分)です。罹災地や罹災にあった人たちとも直接連絡を取りまして、話を具体的に聞きます。
 また高知で実際に備えをしている人たちの話も取材し聞きます。準備段階と、地震の起きた直後。それから復旧、復興のお話を1年間通してやれたらと思っています。
 また、NHKや他の民放ともリンク出来ればと考えています。行政機関の皆さんとも連携が出来たらなとも考えています。何か考えたいですね?
 私が関わると、こぼれ話も出るかも・・?
行政には、耳障りの悪い話しもと・・・、お手柔らかにと言われていますが・・。
 西田さんの切り口は、昨日の防災用品のお話でも、100円ショップでそろえるとか。ユニークでありましたね。それぞれ皆が工夫すれば良いとのことでした。今日はスタジオにバールなども持参されています。後ロープなども必要な備品だと思いますね。
 そのあたりの知識、情報交換、また情報の共有化は大事になって来ると思いますね。

 その場合はインターネットラジオとか、インターネットも最大活用していこうと思っています。

 防災フォーラムですね。実際の勤労世代や、若いお母さん方とか、子供達の参加が現状は難しいようなんですが、その対策もしないといけないですね。みなを巻き込んでいくアイデアなどはいかがなのでしょうか?
 試してみようということはありますね。他のイベントなどとも「防災」がリンクできるのかなということもありますね。
 例えば、運動会の種目の中に、担架で人を運ぶとか、救助訓練のようなものを、救助訓練でするだけでなくて、運動会の種目でやることも
必要なのではないでしょうか?
沢田マンションでは先行して防災訓練にも参加されています。

 そうですね地域ごとに興味を持っていただくことですね。学区別に住民運動会がありますので、いくつかの運動会プログラムのなかで防災のことをやるとか。あるいは行政が費用を捻出いただければ、市内のどこかへ集まり、大々的に防災運動会。いわゆる体感型の防災フォーラムとして開催できればとも考えています。
 また映画関係者の田辺高英さんなどは、「防災アニメ」の制作の提案もされています。各地域の背景を組み込んだアニメを制作し、学校で親子が鑑賞すればより関心が高まるのではないかとも言われていますが・・。

 そうですね。「高知モデル」を是非やっていただきたいなとも思います。内閣府がこしらえた「稲村の火」の紙芝居を内閣府に電話しましておねだりしましたら、1部頂きました。CD化したものもあります。
 そうしたものもわたしたちのほうで無償で貸し出すことにしています。

 関連記事です。

http://npowagaya.blog.ocn.ne.jp/nisiyann/2006/01/post_c2af.html

*西田政雄さんの 関連ブログです。 http://npowagaya.blog.ocn.ne.jp/nisiyann/
*神戸や新潟の写真は西田政雄さんに提供いただきました。
3月番組に戻ります