夜須を歴史と文化の町に
今日のテーマは「夜須を歴史と文化の町に」です。先般のお話にもありましたが、「マリンタウン計画」もほぼ完成し、施設整備は充実してきました。今後は夜須町を「歴史と文化のまち」にすることが必要だと思いますが。
丸岡さんは300年の伝統のある手結盆踊りの指導者であると伺いました。よさこい踊りと異なり、手結盆踊りは4種類の踊りから構成され、難しいステップがあるようです。後継者や伝統継承は大丈夫なのでしょうか?
手結の盆踊りは「
こっぱ
」「
くろす
」「
みあい
」「
花とり
」の4種類です。前の3つの踊りはスローで優雅に踊ります。花とりは 太刀を使用し、激しい踊りです。
子供のときから踊りはしていますので、伝統は途絶えることはあ りません。国体の時も天皇陛下の前で踊りました。「くどき」という謡いの後継者を養成する必要はあります。
(歴史を調べると手結の盆踊りは藩政時代に遡る。藩政初期は土佐藩は一揆を恐れ民衆が集まる踊りや相撲を禁止した。手結地区はそれを無視。その結果課役として手結港の開削工事に強制賦役させられる。その工事での死者を弔う名目で、うら盆に盆踊りが特別に認められた。藩政時代土佐藩で盆踊りが認められたのは手結と片岡(越知)の2箇所である。
87年の米国西海岸研修旅行の際、丸岡さんは「夜須町を西海岸のモントレー市やカーメル町のようにしたい」と言われていました。少しは近づいたのでしょうか?
ヤ・シーパークは西海岸風になりその雰囲気を味わえるようになったと思いますね。まだまだだと思います。施設整備の目標はあるのですから、方向性はまちがわないと思います。
サンフランシスコ市郊外のサウサリートのマリーナ
夜
須町羽尾地区にある長谷寺(ちょうこくじ)
「コンコード・ジャズフェスチバル」ももとはといえば、コンコード市の自動車修理販売会社経営のカール・E・ジェファーソン氏の熱意で始まったものです。丸岡さんに似た人がまちおこしに燃えていましたね。青山清水氏の協力で毎年夜須マリンホールで開催されています。大変なことだと思います。
大変なことだから夜須の中学生には「総見」で体験させるべきですね。せっかくの文化事業ですから大事にしたいですね。
日本では鎌倉、逗子、葉山のように夜須町はなるべきでしょう。海があり、山があり、高知に近い。モントレーのように芸術家やアーチストが定住する町になるべきですね。
芸術家が定着するような町になるべきです。まだまだ町民各位がその「価値」に気がついていません。それが残念です。時代は「スロー・ライフ」と言われています。足元の歴史と文化を見直すべきではないでしょう。
かつて「海の家」が夜須にありました。ヨットやカヌーの出来る施設も出来ました。山間部の羽尾には山荘もあります。自然と触れ合うことも出来ます。
夜須町の「再構築」を丸岡さんたちリーダーにお願いしたい。
中学生のヨット教室。国体後も各種のヨット教室が開催されています。
かつての海浜学校を今風に「再現」したいですね。ヨット、シーカヌー、シュノーケルなど自然体験型施設ですね。海域も安全だし大いに可能性はあると思います。