やすらぎの街とマリンタウン
 
今週は夜須町商工会副会長の丸岡克典様にゲストで来ていただいています。昨年夜須町は夏季国体で、セーリング(ヨット)とゴルフの会場になり、運営も成功しました。
 手結港の整備や、ヤ・シーパークの整備、ヨットハーバーの整備などは、1986年に発表された「手結港マリンタウン・プロジェクト」によるものです。17年が経過いたしましたが、地元関係者としての満足度はいかがでしょうか?

夜須町商工会青年部の仲間とニューヨーク市のサウスストリート・シーポートを散策する丸岡克典さん。

手にはビデオカメラが。町内の説明会や行政との意見交流会にアメリカ研修の様子は活用されました。

サウスストリート・ミュージアムとも言われ昔のニューヨークの古い建物や街路を再現し、周辺一体が「博物館」になっています。手結港の再現、再開発にも生かされました。

当初の計画より変更があり、ヤ・シーパークが施設の中心になりました。かなりの満足度はありますね。
当初計画では大手の浜にマリーナが出来るはずでした。計画は「凍結」され、現在は「エコポート計画」が策定されようとしていますが、なにか進展はありましたか?
マリンタウン計画ではマリーナが大手の浜地区に計画されていました。しかし採算面の問題から高知県は計画を凍結しました。現在自然景観を生かした「エコ・ポート計画」が町内外の委員によって議論されています。
エコポート計画は、町内の意見の異なる人たちで真剣に協議し
  ています。私のアイデアは珊瑚のある大手の浜沖に底が透明な
  手漕ぎボートやシュノーケルで楽しめる施設にしたいです。
  釣堀も良いと思います。
かつては町論を2分する町民同士の対立もありました。今は融和しているのでしょうか?タイトルどうり「やすらぎの街とマリンタウン」になっていますか?
今は激しい対立はありません。マリンフェスティバルですが、当初はフェスチバルやすという名前で参加は商工会関係者だけでした。農協や、漁協、婦人会の人たちにも参加を呼びかけ大規模になりました。従来は仮設、当日、撤去で3日かかっていましたのを、業者に依頼し参加しやすい形態にしたことも規模が拡大した原因ですね。
人口5千人に満たない町で単独でセーリング(ヨット)とゴルフの2競技を開催し、大成功でした。大変ではなかったですか?
マリンフェスティバルで、各町内組織に「ネットワーク」ができあがっていますから、全然問題はなかったです。従来型の行政が上から号令する式ではこうはいかなかったでしょう。
若い商業者や青年団の後輩たちは育っていますか?
  ヤ・シーパークは「集客装置」になっていますので、活用できるのだと思いますが。
それはすこしもどかしいものはありますね。
夏の間はそうした若い人を育てる意味でも高知シティFMの
  サテライト・スタジオをヤ・シーパークに設置されたらいかがでしょうか。
 冷房はないですが、やっていただいて良いと思いますよ。