大西みちるさんの新番組について
 
 今週のゲストは、4月から新番組をスタートされる大西みちるさん笹岡和泉さんです。今週で「けんちゃんのどこでもコミュニティ」も終了しますので、番組制作者であるけんちゃんこと西村健一も出演します。
 今日のテーマは「大西みちるさんの新番組について」でお話をお聞きします。大西さんは元映像ディレクター。一昨年高知に戻られ家業の飲食店を経営するかたわら、「おびさんマルシェ」と「コミュニティシネマ」の市民活動もされています。
番組はどのようなスタイルになるのでしょうか?おかまいない範囲で狙いや、考え方、などをご紹介ください。
大西みちるさん

大西 笹岡さんと僕の隔週交代での番組になります。それぞれの得意ジャンルを活かすために笹岡さんは福祉、僕はアートという目線で番組進行をしていきたい。ただ二人に共通して言えること。それは高知の街を元気にしたいということです。


 僕は東京での社会人時代TVの番組制作の仕事を5年間やってきました。その後高知へUターンで帰って来て、中心商店街で様々なイベントを起こしたり、ギャラリーの運営と言いますかディレクターみたいな事をしています。あとNPOこうちコミュニティシネマでは街に市民映画館をつくろうという活動も仲間と一緒にしています。

 「アートで高知の街を元気にする」ということで、おびさんマルシェやコミュニティシネマの活動を通して、仲良くなった方、これから色々なジャンルでコラボレーションしたい作家の方、あるいは行政や商店街の方々をゲストに呼んで、色んな角度から高知の街を楽しく面白い街にしようじゃないかという事をワイワイ話し合うトーク番組にしたいです。
 月曜日から始まりまして。だんだんと濃い内容になるように、最初はソフトに、最後の方はハードに話を進めていきたいと考えています。(月曜から木曜の朝8時15分から30分の時間帯の番組です)
おびさんマルシェの風景です。オープンカフェでお茶が楽しめ、高知の新鮮な野菜も販売されています。
西村 既に番組プランも具体的にあるやに聞いています。出演ゲストも決まっているのでしょうか?そのあたりもおかまいない範囲でご紹介下さい。
大西 出来るだけ旬なゲストを呼びたいと思います。アーティストを呼ぶ時は、その人の活動や作品をこの番組で紹介していければと考えています。活動のPRの場にしていただいたらいいなと思っています。
 現在決まっている人ですと、第1回目は4月第1週ということで高知城の下の丸の内緑地でNHK大河ドラマ『功名が辻』に合わせた「二十四万石博」がいよいよ始まります。4月から高知の街がが全国から注目されて、観光などでアピールする千載一遇のチャンスです。
これにまつわるビッグなゲストとしてドラマの主演である仲間由紀恵さんを呼ぼうとしましたが、予算の都合上無理でした。従って、この「二十四万石博」をきっかけに高知を元気にする、というスローガンを持って様々な活動をしている「はちきん・いごっそう こじゃんと土佐を元気にする会」代表の森恒一郎さんにゲストとして来て頂いて、高知の明るい未来について話してもらおうと思っています。

 具体的には高知の田舎にアーティスト村を作ってアーティストを誘致する。そしてその作家の力を借りて住民の活力を引き出そう、更には若者の雇用機会が増えればいいな〜みたいなプロジェクトを考えているそうです。そこらへんを掘り下げて聞いてみたり、「二十四万石博」で本当に高知の経済は豊かになるのかなど聞いてみたいですね。僕は聞き手です。


 あとは高知演劇ネットワーク通称「演会」の方や漫画家村岡マサヒロさんなどにも出演をお願いしています。あとは音楽やっている人や、イラストレーターなども呼ぶ予定です。たまに商店街の理事長や青年部などを呼んで街の情報なども盛り込んでいきたいです。あとけんちゃんに見習って近いウチに知事や市長も呼びたいですね。

こじゃんと土佐を元気にする会(一豊と千代キャラクターと) よさこい祭りでの大橋通り商店街の若者衆
西村 なかなか番組のスタートからビックで旬のゲストが早速登場されますね。気合が入られています。また大西さんの構想ではラジオ番組とブログなどとも複合化した情報発信もされるように聞きました。そのあたりはいかがでしょうか?
大西 ラジオだけですと電波の届かない地域の人たちは聞く事が出来ません。 
 やはり高知市のリスナーだけに留まらず、全国又は世界の人々に情報を発信するためにもブログやHPでこの番組を聴く事が出来るようにしたいと考えています。
 高知の外からも高知を元気に出来ればいいなということを考えています。
 特に高知は楽しい街なんだって事を、高知にいない人に教えてあげたいですね。インターネットラジオやポッドキャスティングなどです。
 ただアナログ人間な僕がいま今いろいろ勉強しているところです。わからなくなったら、ブログの神様けんちゃんに質問したいと思います。
けんちゃん 西村 「化石」である人間に振られましてもこれは難しいですね。
 昨年末に「駅広会議」も開催されていました。そのおり若手のブロガーのみなさんたちが来られていました。出演や、連携などはどうなっているんでしょうか?

大西 そうですね。ブログをやっている友人達も一杯います。もちろん僕もやっています。「駅広会議」のように高知の街を考えようというイベントもあれば、そうした関心のある方を番組ゲストに呼んで、ブログだけでは話が出来ない裏情報なども電波にのせることが出来たらいいなと思っています。
西村 大西さんが主宰されていますおびさんマルシェ。おびさんマルシェへのラジオ番組の出前も将来考えられるのではないでしょうか?どんどん市民も電波に乗せ、当事者にすれば良いのではないのでしょうか。
大西 そうですね。今年のおびさんマルシェの一番の目標は「ライブ中継」ではないですけれども。おびさんロードの店舗には何箇所からフレッツスポットもありますので、ちょくちょくブログなどでおびさんマルシェを中継しまして「ただいまの時間はどこどこのブースで何割引ですとか。」「ただいまゲストが音楽演奏を始めています。」とかの情報を流して、自宅でブログを見ている人に街に出てこようかなとか。
 そのような工夫も必要ではないかと思っています。
若手ブロガーたちのオフ会の様子
演劇の公演も活発です。
西村 インターネットラジオにして番組を東京や外国の友人にも聞かせていような構想もあるやに聞きました。そのあたりはどうなのでしょうか?どのように展開されるのでしょうか?
大西 そうですね。大学時代は海外にいましたし、卒業して東京で5年ほど働いていました。実は海外や県外の友人達がたくさん僕のブログを見ています。「4月からラジオ番組をすることになりました。」と書きますと、「アメリカでどうやってラジオ聞くんだよ。」とか言われました。
 これは少し考えねばということで、高知をPRする良い機会にもなるというので、インターネットラジオとかやはり考えていかねばならないと思っています。
大西さんはアメリカのボストンにある大学へ行かれていました。
西村 番組のタイトルとか、番組コンセプトについてお話下さい。
大西 一応今のところ決まっていますのは「トラットリア」という言葉があります。意味は「大衆的なレストラン」のことです。
 みんなが気軽に行けるような街に根ざしたレストランです。その言葉をかつようしまして、「大西みちるの どこでもとトラットリア」と言う感じで行こうかなと考えています。
 内容としましたら、前半でも申し上げましたが、アーティストを呼んでイベント情報とか、ついでに街の活性かも考えちゃえろいうことで、トークをしたいと思っています。
 僕は聞き手になりまして、ゲストの魅力を聞き出しながらリスナーの方にもわかりやすく説明できるような番組にしたいと思います。僕がわからないことがありましたら、ゲストにいろいろ聞いて噛み砕いてリスナーの皆さんにお届けできれば良いなと思っています。
野外映画会(こうちコミュニティシネマ主宰)
おびさんマルシェは年4回開催されます。
ファーストギャラリーは若手アーティストの登竜門です 4月からの大西みちるさんの新番組に期待します。
大西みちるさんのブログ こうちコミュニティシネマ http://jedirock1976.blog.ocn.ne.jp/kccinema/
土佐のおきゃくブログ http://blog.tosa-okyaku.com/?eid=142161
高知「みんな「駅広会議」 http://ekihirokochi.seesaa.net/
おびさんマルシェ ブログ http://obisanmarc.exblog.jp/
高知演劇ネットワーク・演会 http://www3.to/kouenkai
土佐24万石博 http://www.tosa-yamauchi.com/24/
*写真は大西みちるさんから提供いただきました。