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第5回天使の翼プロジェクト懇談会報告
第5回「天使の翼プロジェクト懇談会」は、11月7日(木曜)、市民サポートセンターにて開催されました。2ヶ月前に会場予約をした関係で、うかつにも「よさこいピック」の直前であることを配慮しない設定日になりました。
そのため出席者が少なく、事業提案者の山中様、盛本様には申し訳ございませんでした。世話人の段取りの悪さでございます。
1)開催日 2002年11月7日(木曜) 午後6時〜9時
市民サポートセンター会議室
2)出席者 伊藤、竹内、松尾、山本、山中、盛本、
3)審議内容
今回は、運送業の傍ら、南国市のトラック団地にてリサイクル事業を展開されている且R中運送の山中誌朗氏と盛本哲也氏に来ていただきました。
*事業の狙いについて
2000年4月から「容器包装リサイクル法」が施行されました。アルミ缶、スチール缶、ビン類、ペットボトルは事業者が排出するものであれば、「責任を持って」処理しなければいけなくなりました。
山中運送リサイクル事業部は、対応できる施設です。事業所から出された
各種容器を「リサイクル」した証明書(マニフェスト)を発行、5年間保存します。責任所在をはっきりさせたリサイクルの仕組みを構築しています。リサイクル事業の「流通センター」であります。
* 雇用創造の可能性
作業工程は、運搬、分別、整理整頓、清掃という工程になっています。
機械を使用した危険な作業や、特別の技量は必要としていません。
ペットボトルやビン類の「キャップを外す」作業、シールなどを剥がす作業があります。労働は健常者も障害者も可能です。高齢者の労働も可能です。作業工程を分割することも可能です。短時間での就労も可能。清掃も重要な作業工程です。
現在は週1回の稼動ですが、収集量が増加すれば、毎日就労は可能です。管理能力のある高齢者の就労も可能です。リサイクル事業に関心のある若者の就労も可能です。いわゆる「3K職場」にはなりますが、みんなの知恵を活用すれば、「環境教育現場」にもなります。
*課題について
容器包装リサイクル法には、明確な罰則事項がありません。大手を除く
事業所については、事業所から出る容器類のリサイクル義務が「免除」されています。それゆえ管理者の関心が薄いのが残念です。
欧州の国際環境基準(ISO140001)に適合をめざしている輸出型企業では、資源の分別が事業所中で実施されています。管理者の意識も高いです。高知においてはそうした企業は殆どありません。意識が低いのが残念です。
それゆえ容器の回収を増加させることが、課題です。それもちゃんとリサイクルの意味を理解した事業所と関係を結びたいとの事です。
*今後の展開について
懇談会に関わる皆様へお願いします。どういう形で「協力者」になるか知恵を貸してください。次回第6回懇談会では、その課題について話し合いたいと思います。また懇談会終了後、有志で懇親会なども開催したいと考えています。
「第6回天使の翼懇談会」の案内
日時 12月5日(木曜) 午後6時〜9時
場所 高知市役所たかじょう庁舎2階 市民サポートセンター
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2002年3月1日