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けんちゃんの吠えるウォッチング
     メールマガジン版 9号 
       2003・4・10
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  田舎こそIT投資を

私は恥ずかしながら今年誕生日が来ると50歳だ。昭和28年生まれ。かつては「花の28」と言われた北の湖親方も、相撲協会理事長。相撲社会のリーダーである。
年齢的にはリーダーでおかしくはないが、私の意識は30年前の高校生、大学生の感覚でいるようである。

好んで年をとったわけでも、親父になったわけでもない。「成長」せぬまま、30年が経過しただけだ。30年前と現在では何が一番変化したのか?コンビニ、宅配便なども30年前は普及はしていなかった。それも大きいが、なにより変化したのは「IT社会の到来」である。

私は比較的遅く、98年にやっと会社の経理用のパソコンを導入。99年にインターネットに繋いだ。ホームページを見るだけ、閲覧するだけの毎日だった。2000年4月からいろいろ縁があり、コミュニティFMである高知シティFMにて、「けんちゃんの吠えるウォッチング」という定時番組をボランティアでやることになった。

最初はポータブルワープロで原稿を作成していた。しかし膨大な紙の原稿に置き場に困るようになった。1年間はそうしていた。記録はフロッピーディスクに入力していた。

あるとき以前から顔見知りであった竹ちゃんこと竹内隆志さんに「ホームページを制作し。そこへ原稿を保存したらいい」と言われた。パソコンのことも、ホームページもわからない私。時間的余裕があるときに、たけちゃんに教えていただいた。

「文章量やコンテンツがしろうとにすれば多い」ということで、ドリームウェーバーという上級者が多用するホームページ制作ソフトを使用した。ページ左上から真上にある青い枠は「テンプレート」という「雛形」である。

それを最初にはめ込み、文章を貼り付け、アップロードすれば、ホームページになるというすごく簡単な「仕組み」を竹ちゃんにこしらえていただいた。

それで2001年3月ごろから、ようやく一番初歩の更新が一人で出来るようになった。
会社のホームページもこしらえようということになり、高知県産業振興センターの制度を活用、派遣講師にたけちゃんを指名、土曜日曜を制作にあて、12月から2002年3月にかけ、「錆をふせぐWEB防錆管理士」のホームページを制作した。

2002年6月ごろに、「吠えるウォッチング」のホームページの形態はほぼ現状どうりに。ホームページを制作している人ならすぐわかりますが、「階層構造」になってなく、リンクが多く、管理が難しいホームページになった。

関連リンクがあまりに多いこと。ファイル数が800くらいあることで、今更「やりかえること」は不可能に。「吠えるウォッチング」ホームページはそんな事情があり、「整理整頓」ができない状態。文書のみを雛形にはめ込みを想定したテンプレート。しかし画像や写真、GIFなどをはめ込むと容量オーバーになり、「分裂状態」に。トップページがそうなる。しかしリンクが多くてとても修繕できない相談。

最近では更にレンタルサーバーの契約容量をオーバー気味になり、更新ができなかったりしている。容量追加の申請がおりるまでは、更新は出来ない。

本題の「田舎こそIT投資を」になるが、通勤時間の皆無な田舎ほど、IT投資をすべきである。高知県は社会基盤整備が遅れている。ならば重点投資でIT投資をすべきである。パソコンを全所帯に配布する、全所帯に光ファイバーを引き込む。県民全員がホームページを所有する。そうなれば世の中変わるだろう。

漁に出ない漁師のための漁港や、荷物のない港湾整備に今後も多額の公共事業を行う愚は辞めるべきである。それより全所帯にパソコンを配布し、光ファイバーでつなぐ、社会基盤整備が遥かに大事なように思うからだ。

なぜかというと、先日も会社の「錆を防ぐWEB防錆管理士」のページを見た、筑波市の宇宙開発事業団関連の企業から問い合わせがあった。予想もしない反響。距離のハンディアを超える反応ではないか。

まだまだITを使いこなせず、悪戦苦闘の中高年親父。しかし、「予想もしない反応」はうれしい限り。どんどん特色ある情報発信をすべきである。高知県のような過疎地ほどIT投資をすべきである。

都会の人が、通勤時間に費やす2時間分を、高知の人間はゼロか30分以内だ。1週10時間、月に40時間余分にITに接触できる。やるうちに慣れるし、上手くなる。
高知県が生き残る道のひとつは、まちがいなく「IT重点投資」であると思う。


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2002年3月1日