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けんちゃんの吠えるウォッチング
メールマガジン版 5号
2003・3・6
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ニュージーランドはスポーツ大国
ニュージーランドのオークランド沖で開催されていた、世界最高峰のヨットレース。アメリカズ・カップ。今回の勝者はスイス艇でした。
しかし艇長のラッセル・クーツ以下7人のクルーはニュージーランド人。防衛艇は若手のニュージーランドのヨットマン達。人口400万足らずの四国程度の国で、なんとレベルの高いヨットマンがいるものだと感心しますね。
ご存知のようにアメリカズ・カップは1851年イギリスのワイフ島1周レースで始まりました。国の名誉を賭け「1対1」でヨットが一騎打ちをするレースです。ビクトリア女王時代ですから、W杯や近代オリンピックより歴史が古いですね。
http://www.nc-21.co.jp/hoeru/072109.html
日本は今回は資金難でエントリーしませんでした。名前の由来になったアメリカは2回連続で挑戦艇にもなれず予選で敗退しています。130年間常勝してきたアメリカの凋落はどうしたことなのでしょう。
かつては紅茶王リプトンが30年間挑戦し、敗れました。数々の逸話があるのでしょう。
つくづくニュージーランドは海洋大国だと思います。
日本ももっと本腰を入れ、海上自衛隊や海上保安庁もエントリーすべきですね。
たしかに参加するのには、2隻のヨットの建造費用と、クルーの人件費など20億円ぐらいかかります。勝利しても銀の小さなカップが授与されるだけのもんものです。
しかしアメリカやイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、イタリア、スペインなどでは注目されるイベントです。ヨットは欧州でより盛んで、市民の娯楽です。
軍事的な自己主張よりも、こうしたたわいもないスポーツに熱中する社会が健全です。
アメリカもイギリスもイラクも北朝鮮もヨットレースに参加すべきですね。
海で遊んでいれば、「しょうもない」ことは考えません。それも機械力をつかわない遊びに限ります。
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