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けんちゃんの吠えるウォッチング
メールマガジン版 1号
2003・4・21
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なぜ盛り上がらない反戦運動
イラク戦争は、どうやらアメリカ軍の一方的な勝利で終了したようだ。敗者は、イラクの独裁者フセイン大統領だけではない。国連も敗者。ロシア、ドイツ、フランスも敗者。世界の反戦運動も敗北した。
アメリカの「ネオ・コン」といわれる新保守主義者は過激である。アメリカ型民主主義を中東に流布するために軍事力の行使もいとわない。国連も同盟国も無視する単独行動。
「ドイツのシュレイーダー首相は弱虫」で、「フランスのシラク大統領は変節漢」と言い切る独善ぶりはなんだろう。
これはかつての全共闘運動や新左翼運動に似た論法ではないか。「連帯を求めて孤立を恐れず、挫折することを拒否する」という言葉に似ている。世界一の軍事力を有する国家が行動原理に使うのだから、相手方はたまらんだろう。
北朝鮮はどうするのだろうか。従来型の「瀬戸際外交は」通用しないだろう。一番軍事力を持っている米国が、「被害者意識」で「先制攻撃」を公言しているのだから。保守派、体制派がハイテク化し、再編成されているのに、反戦運動側は従来型の運動だ。勝てるはずはない。
ベトナム反戦運動には、各種ライフスタールの普及活動が伴っていた。今回の反戦運動にはそれがない。弱いはずだ。理論と思想の再構築が市民運動側には必要だと思う。
盛り上がらない統一地方選挙
後半の統一地方選挙が始まった。高知市議会議員選挙など身近なはずだが、盛り上がりは今ひとつ。知り合いが6人も出ているのだが、こちらはそれどころではない。
毎日執拗な感染メールが送信されてくるし、その対策に追われている。また4月から「けんちゃんのどこでもコミュニティ」という番組作り、ゲストさがし、ホームページの制作に追われる始末。なにかとせわしい。
候補者のチラシもホームページもメールアドレスも表示されていない。社会の指導者をめざしているのに、ITに無関心なのはいかがなものなのか。政策をホームページで公表すべきだと思うのだが。
投票方法も100年前と同じ方法。電子投票をなぜ推進しないのだろうか。このままでは多額の税金を使用しながら、投票率は下がるばかりではないか。
有効得票率が50%を下回る選挙区は、国、都道府県、市町村をとわず、当選は無効にすると公職選挙法を改正すべきである。下回る選挙区は4年間代表がいないことになる。
そのくらいのことはやるべきではないのだろうか。
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