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けんちゃんの吠えるウォッチング
     メールマガジン版 18号 
       2003・6・29
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      リーダーのけじめとは?

 まずローカルの話題。先日高知市議会議長の小原敏一氏が、スピード違反をし免停処分を受けていた。速度制限70キロの高知自動車道路を55キロオーバーで走行、警察に検挙された。新聞記事によると「こんな道のいいところが70キロの速度制限はおかしい」と発言したとか。
 市議会で議員提案をし、警察と論議をするのが議会人。いきなり車で「実力行使」とはいかがなものか。市議会は紛糾。議長不信任案も提出されたが、賛成少数で否決。議長報酬の2割カットで決着したとか。全然釈然としない。
 自民党衆議院議員の大田誠一氏。「レイプするだけ元気があるからまだましだ」との早稲田大学の卑劣な女性レイプ集団を弁護とも取られかねない不謹慎な発言。
 「真意は別だ」と後で懸命の釈明。いくら釈明しようが、「吐いた息や、言葉は元へは戻れない」。この程度の社会常識の衆議院議員とは、日本国の将来も希望が持てない。

 共産党のセクハラ参議議員の筆坂秀世氏への党中央の処分は迅速だった。内部調査をし、被害者、加害者双方から事実確認をして、党要職の解任と、議員辞職の処置は立派。
 ただ、筆坂氏は、「行方不明」状態なのはなぜなのか?あれだけメディアに露出し、共産党の広報官的な役割を果たしてきた人物である。

 共産党の見解はこちら http://www.jcp.or.jp/sintyakup/0625-txt.html
 辞任したから関係ありませんは通らない。
 まして「党の顔」と言われた人物。大衆の前へ出てきて釈明すべきである。

 「公権力」の行使者や、社会的影響のある団体の指導者は、日本においては殆ど不祥事に責任を取らない。「なさけない」社会ではないか。

 韓国では前大統領金大中氏のとき開催された2000年の「南北首脳会談」。巨額の資金が韓国から北朝鮮に流入した形跡があった。「お金で購入した南北会談」だったのだ。
 前大統領への追求を抑えているのが、他ならぬ現大統領。庶民派大統領の名が廃る。真相は徹底して追究すべきだろう。

 サッカーJリーグでは、成績不振を理由に、京都パープルサンガのエンゲルス監督が解任された。今年の天皇杯を初めて京都にもたらした監督なのに。プロスポーツ界は査定は極めて厳しい。

 政治リーダーがけじめができない以上は、国民各位は「査定」を厳しくし、公権力の行使者を監視しなけばならない。

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2002年3月1日