正しい歩き方について

 

 人間は直立歩行し、2本の足で歩いて移動しています。腰痛は4本足の動物や、魚やへびにはありません。普段は人間である私達は「高等生物」と称し、人間以外の動物を見下して来ました。腰痛を機会に、そうした「思いあがり」を排し、動物達に「謙虚」に学ぶことにし、腰痛を克服いたしましょう。

 1)動物の動きを真似しましょう

  へびはくねくねと地面をはって前進します。したがって背骨は真っ直ぐです。 うつぶせになって、両手で棒かなにかをつかんでください。ない場合は、柱に紐をかけたりして、両手で引っ張るようにしてください。

  へびの真似をして身体をくねくねと「まげて」「伸ばして」ください。左右に「ローリング」すると効果的です。

  背骨が真っ直ぐになり、姿勢が正されます。「西式健康法」という民間療法では、 「金魚運動」と呼ばれています。

 2)4つ足歩行、はいはいをしましょう。

  時々赤ん坊時代を意識しましょう。4つ足歩行をしてください。部屋と部屋の間を 4つ足歩行で移動してくだ  さい。

  この運動が良いのは、「全身の間接が無理なく動く」「無理のない運動」で あることです。1日に可能なら   5分以上実行してみてください。

 3)正しい歩き方について

  「踵着地、足の親指で強く蹴る。」この繰り返しです。一般的に腰痛の人は、足の長さが違う場合がありま  す。腰痛体操、ストレッチ体操で身体をほぐしたら 、歩行を行ないます。

  まず靴の選定も大事です。必ず自分の足にあったウォーキングシューズを購入してください。靴下は足の   指がある靴下が良いです。これは足の親指を意識する ことが容易にできるからです。

  また近所のコンビニなど短距離の移動の場合も足を意識しましょう。サンダルは足の親指と人差し指で挟   む式の「鼻緒」があるサンダルにして下さい、雪駄や下駄がお薦めです。

  準備が出来ましたら、まず安全な場所で周囲を確認しながら、「後ろ歩き」 をしてください。後ろ歩きをしま  すと「踵着地」「足の親指で蹴る」行為が自然に出来ます。そうせざるを得ないからです。

  常に「後ろ歩き」を意識し、歩行をしていれば、正しい歩き方が出来る様になります。正しい歩き方を距離を  伸ばしていけば、腰周りの筋肉が広範に鍛えられ、「腰痛改善」になるでしょう。

  まずは実践です。半年間頑張りましょう。1日30分は歩行しましょう。そうすれば、必ず半年後腰痛は改善  されます。同時に体脂肪が減り、ダイエット効果も顕著になるでしょう。

 

 あなたは

 人目のゲストです

2002年3月1日