あいつぐアミューズメント施設の閉鎖を考える
今日のテーマは「あいつぐアミューズメント施設の閉鎖を考える」です。9月29日に、宮崎県にあるシーガイアの「オーシャンドーム」が経営難の為、一時休園することになりました。また千葉県船橋市にありました国内最大の屋内スキー施設「ららぽーとスキードームザウス」も9月30日にて閉鎖されました。再開のめどは立っていません。
一時は話題を提供したアミューズメント施設。シーガイヤのオーシャンドームは、国内最大の屋内海水浴場として注目されていました。しかし入場料金の高さと地方にあるハンディから客足の伸びに苦戦しました。一方スキードームザウルスは首都圏の駅の近くにあり。年中スキーが練習できる施設で順調でした。しかし維持管理費を賄えず閉鎖になりました。どう考えれば良いのでしょうか?
1)人工施設は「投資に見合う収益」がのぞめなければ閉鎖になります。オーシャ ンドームは入場料が高すぎました。近くに海があるのに4000円では家族で は行けません。スキードームザウルスは、立地も良かったのですが、「飽きられ た」のと、スキーブームの衰えもありますね。
2)社会全体が不況になった影響もあるでしょう。「遊ぶ」のにお金がかかるもの は敬遠される傾向にあります。巨大なスキーザウルスは、解体するのにも費用 がかかり、今のところどうなるのかメドが立っていないようです。
3)四国でもレオマワールドの休園、どでん西武百貨店の閉店などがありました 。その他、向丘遊園や横浜ドリームランドの閉園などどこの地域も厳しい環境 です。海外旅行は依然強いです。相対的に価格が安くなったのでしょう。
* 施設のは「サムシング」でなければならないと米国の都市プランナーであるラ ウス氏は言います。「そこにいるだけで楽しく、くつろげる場所。」でなけれ ばなりません。
* 最近各地に「昭和30年代の横丁」がテーマパークとして復活しています。私 らが子供の頃の時代で、豊かさはなかったが、日本が元気な時代でした。「レ トロ・フィーチャー」の時代かもしれません。
* 坂本竜馬の施設にしても自己満足ではなく、「提案型」の施設になるべきでし ょう。「広く薄い」竜馬愛好者を満足させるものでなくてはなりません。
* 伊野町の「路面電車博物館」構想も、同様の発想が必要だと思います。
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