パチンコ業界に未来はあるか?  

 今日のテーマは「パチンコ業界に未来はあるか?」です。パチンコ産業は想像以上に巨大です。平成13年度の業界全体の売り上げは約28兆円、1930万人がホールを訪れています。JRA(中央競馬会)の馬券の売り上げは平成12年度で3兆4000億円でしたから、パチンコ業界はJRAの7倍の規模なのです。しかし、ギャンブルには不況はないと言われていましたが、平成7年度の約31兆円をピークに売り上げはダウンしてきています。店舗数も減少傾向にあります。戦後急成長してきたパチンコ業界。未来は明るいのでしょうか?

1)27兆円産業とは凄い規模ですね。2000年度の流通小 売業の売り上げで いきますと、チェーンストア(スーパー)が 16兆円、コンビニが6.6兆円 、ホームセンターが、3・7 兆円、ドラックストアが2・6兆円です。それら 4つの業態 をあわせたらパチンコ業界にやっと並びます。

2)デジタル技術も多様に使われています。優秀な人材も沢山 います。日本の娯 楽産業の王様と言えるでしょう。学生時代は パチンコも熱中していた頃もあり ました。今は機械もハイテク であり、娯楽性が増しています。よけい難しいと 思います。

3)見た目は派手ですが、空気を清浄にする装置や、トイレな ども清潔です。繁 華街でも 、郊外でも「集客装置」として機 能しているのが。パチンコ店です 。町の活力を店舗から読み 取ることが出来るようです。

* やはりバブル経済時がピークであり、多額の投資が行われ ました。駐車場を 数百台規模でかまえ、パチンコ台も何百台 も構えたパーラーが続出しました。  バブル崩壊で、さすがに立ち行かなくなり、経営破たんにお いこまれた事業者 も多い。

* 高知市の中心街でも、伊野町の国道縁でも、転売できない 閉鎖された元パチ ンコ店を見かけます。不況はきびしく、淘 汰はますます進むでしょう。

* 日本にはカジノはありません。カジノが出来なければ、パ チンコはギャンブ ルの王様の地位を保つと思います。あとは海外進出でしょうか。アジア諸国へ は有力市場とは思いますが。

* ゲーム感覚を保持しながら、若い人にもパチンコは伝承さ れていくのだと思 います。それだけ業界には人材も、技術も 蓄積していると思います。

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2002年3月1日