スタジオ・ジブリはディズニーを超えているのか?

  今日のテーマは「スタジオ・ジブリはディズニーを超えているのか?」です。 東京都三鷹市の井の頭公園内に、「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「となりのととろ」「魔女の宅急便」などのアニメ映画でヒットを続けている三鷹の森ジブリ美術館が、10月1日オープンしました。美術館の外観は「天空の城ラピュタ」、屋上にはロボット兵がいるようです。

 開業以来、1回の入場者を600人に限定、1日最大2400人限定のテーマパークです。ネコバスや、製作コンテなどが展示され、子供達ばかりでなく、宮崎駿アニメ愛好者にとっては、見逃せないスポットのようです。

 米国のアニメ製作者ウォルト・ディズニーによって開業されたディズニーランド。9月には東京ディズニー・シーを開業しました。巨大テーマパークでありながら、常にディズニ―社は、スタジオ・ジブリと提携したがっているようです。日米を代表するエンターテイメントは、どうなるのでしょうか?

1)土日チケットは10月10日時点で、11月17日(土曜)以降まで待たないと購入できないほどの

  人気ぶりです。チケットはローソンチケットのみで購入できるとのことです。

2)ディズニーランドのように巨大な施設ではなく、製作者の「息使い」が感じられる大きさのようで

  す。このあたりの考え方はディズニーとは、全く異なるようです。

3)キャラクターの乗り物とか、アトラクションよりも美術館というコンセプトが貫かれているようです。

4)最近のディズニーのヒット作品は思い浮かべません。「ライオンキング」か「インディ・ジョーンズ」

  ぐらいです。一方ジブリは思いつくだけでも、「紅の豚」「天空の城ラピタ」「魔女の宅急便」「もの

  のけ姫」「となりのトトロ」「ぽんぽこたぬきの大合戦」「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「となり   のやまだ君」「千と千尋の神隠し」など、中高年の私でもどんどん出てきます。

* かつての故手塚治氏と同様、宮崎氏は独自の世界を構築しています。

  手塚治虫ワールドも近くオープンするそうですので、首都圏の人達は愉しみが増えて良いことです

  。

* 三鷹市に義弟夫婦がいます。彼らが言うには、平日以外年内は見学は無理ではないかとのこと

  です。完全予約制というのと、販売窓口を1つにしてますから、そうなるのでしょう。

* 想定からしますと香北町にある「アンパンマン・ミュージアム」と同規模のようです。(地上3階,地

  下1階)。漫画やアニメの製作者は皆しっかりした美術の素養があると感心しました。

* 今日のテーマの結論ですが、スタジオ・ジブリはディズニーを凌駕しています。癒しがあり、環境 

  にも配慮した構成、キャラクターに普遍性があるからです。

* 心配なのは高知市市民プラザ(かるぽーと)です。横山隆一記念館は話題を呼べるのでしょうか?現時点   の情報では、弱すぎます。

*参考図書は「ディズニーランドという聖地」(能登路雅子著・岩波新書)

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2002年3月1日