心配な「学歴格差時代」の兆候
今日のテーマは「心配な学歴格差時代の兆候」です。 「ゆとり教育」「学校週5日制」が公立学校で導入されています。一方来年から国公立大学の入試科目は、「5教科7科目」に増加する予定です。受験難の傾向を反映して、難関私立中学の入試は倍率が上昇し、塾通いする小中学生が増加しています。
公教育が本来の教育科目の履修をある意味で「放棄」する一方、塾や予備校などの費用負担が進学希望者は増加しています。高校生の就職内定率は低下の一方です。
親の所得格差が進学に影響する事態になりかねず、「学歴格差社会」に日本もなるのではないかと心配しているのですが・・・・・。
1)今までも「所得格差による学歴格差」はありました。たとえば東大生の 親の平均年収 は2000万円近いとか。幼少時から塾通いや家庭教師をつ
け、名門の私立学校へ通 学させなければ、超難関大学への合格は不可能に 近いのが現実でした。
2)ゆとり教育で公立学校が、学科の履修を少なくしましても、学力低下を 心配する国公 立大学が入試科目を増加させる傾向に。対策上受験生は学校
外で学習するしかあり ません。
3)高知県は昔から「私高公低」傾向が強いところです。所得の低い高知県 にとっては大 変な負担を親は強いられてきました。更にその「格差」が開
く可能性があります。
* 企業は不況でリストラに走っています。従来高校卒業者を大量に雇用し てきた建設 業や流通業も採用を手控えています。高卒者の業種に大卒者が
就職難から進出して います。若年失業者問題は深刻さを増しています。
* 昔のように「苦学して進学」というのは不可能です。親の所得で進学が 左右され、子 供たちの将来の所得も左右される可能性が出てきました。学
歴格差が「階級」を生み 出す可能性があります。
* 結論は馬鹿げた「ゆとり教育」をただちに中止すべきです。義務教育課 程で、徹底し て「わかるまで学校で教える」べきです。学歴格差を助長す
る「偽善教育」など文部科 学省は推進すべきではありません。
* 国が後ろ盾になり「奨学金制度」を各種そろえ充実させるべきです。子 弟が就労後、 返却するしくみをもっと充実させるべきです。
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