オウムは未だに危険な存在なのか
今日のテーマは「オウムは未だに危険な存在なのか?」です。 昨年の12月2日、公安調査庁は1月末で期限切れとなる「団体規制法」による教団への観察処分を3年延長する方針を出しました。
1999年に制定された団体規正法で、オウム真理教(現在名アレフ)は、教団施設の立ち入り調査が繰り返されました。一方で、基本的人権の侵害にならないような適用も必要です。教祖など幹部か逮捕されたのは1995年でした。未だに教団は危険な存在なのでしょうか?
1)識者の見解も分かれているようです。未だに教祖への帰依を続けている信者が存在しているから危険であるという識者もいます。サリン事件直後には「破壊活動防止法」の適用も検討されていた具合ですからその延長上の考え方でしょう。
2)一方で教団内も「情報公開」され、危険性はなくなったと言う識者もいます。信者の居住する場所がないのは異常であるという考え方もあります。憲法で信教の自由は保障されなければならないという考え方です。
3)松本サリン事件の被害者でありながら当初犯人扱いされた河野義行氏。現在長野県の公安委員に就任しています。松本氏は「サリン事件は当時の教団がやったのはまちがいない。今でも以前のように危険かどうかは別」と見解を表明しています。
*評論家佐高信氏は「団体規制法」は、宗教団体の規制には無理があると言っています。行政改革で公安調査庁はリストラされる予定でありました。
*一方評論家江川紹子氏は[依然危険」と主張しています。教祖への信心はあり暴発しなけば良いがと発言しています。 *どちらの言い分が正しいのか判定は出来ません。プレゼンテーションが上手な教団だっただけに未だに影響力があるというのでしょう。
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