高知新聞を査定する  

今日のテーマは「高知新聞を査定する」です。以前もこのテーマ取り上げました。公称23万部を発刊し、高知県内の占有率80%を越える地元新聞です。高知県社会に与える影響は極めて大きいです。

 最近では「やみ融資事件」を克明に取材した「黒い陽炎」(高知新聞編集部)などは、 社会的に評価もされました。「地域独占新聞」であるため、広告掲載料金が、同規模の地方都市に比較し高いという評価もあります。デジタル時代にもなりつつありますが、高知新聞の評価はどんなものなのでしょうか?

1)地方新聞のレベルとしては高いと思います。「黒い陽炎」にしましても、粘 り強い取材活動の成果です。県民各位が知りたい情報を的確に表現しています 。

2)反面,前知事時代、高知新聞幹部と高知県庁の密着ぶりは有名でした。「や み融資」事件そのものの体質は、橋本知事誕生以前の腐敗した構造から生まれ たものでしょう。高知新聞と県庁の密着ぶりからすれば、もう少し突っ込んだ 記事があっても良かったと思います。

3)何度も指摘しますが「地域独占新聞」の顔と、広告、出版、運送、印刷など の「企業グループ」の顔を高知新聞は合わせて持っています。営利を目的に企 業は活動しています。県民はこの事実を踏まえて高知新聞をチェツクすべきで す。

* 高知新聞を査定するしくみが必要です。万が一「誤報」されたばあい、顔見知 り社会の要素が強い地方社会では、個人は社会的に「抹殺」されてしまうからで す。

* 今回の高知市長選挙では、特に高知新聞社としての特定候補への「肩入れ」は ありませんでした。とくに政治関係の記事、地方の記事は重要項目であり、厳 しく県民として査定し続ける必要があります。

* この番組とホームページの設計思想はまさしく「高知新聞を査定する」ことで す。一市民であっても、社会に向かって、きっちりと発言をしようと思ってい ます。

*  高知新聞のインターネット版は今ひとつです。面白くありません。プロが 制作するにしたら「手抜き」」であると思いますね。 韓国新聞社の日本語版( 朝鮮日報など)のほうが、ずっと整備されています。記事の検索も できにくい 構造ですし。高知新聞は情報公開すべきです。

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2002年3月1日