心配な国語力の低下
今日のテーマは「心配な国語力の低下」です。若者たちの「国語力」の低下が心配されています。ヤフーニュース8月7日によりますと、「図書館で本借りたことがない」「宿題や授業でしか本は読まない」という子供たちが全体の2割いるそうです。中学、高校教師の8割は「子供の国語の学力が低下している」と感じています。書き取りで「積んだ」(小学4年程度)を正しく書けたのは、中学生39%、高校生が54%にすぎません。若者たちが読書をしなくなった。と言われて久しいですが、ますます深刻な事態になっているのでしょうか?
1)ますます深刻な事態ではありませんか。まだまだ残暑厳しい折ですが、「読 書の秋」の季節になります。秋の夜長に読書はコストもかからず適切だと思い ます。私たち大人も読書量が減っているのでしょう。
2)子供の読書量が減るのは、親の読書量が減っているのが原因です。夜遊びも 楽しいの ですが、やりすぎると読書ができません。世の中楽しい事が多すぎる ので、本を読まないのでしょう。
3)かつて学校現場に、「日の丸」の掲揚と「君が代」の斉唱を文部省は強力に 押し付けました。そんなことよりも「国語力の低下」のほうを問題にすべきな のです。国語力の低下は、国家が滅亡する位の深刻さがあるはずですから。
* 古今東西の古典を読むことは、自分が人生の岐路に立ったとき役に立ちます 。とくに歴史を知ると、「教訓」が出てきます。歴史上の人物の決断を知るこ とは参考になります。
* 高知県立文学館に行きますと、高知にゆかりのある文学者の作品と経歴など が展示されています。彼らの多くは若いときから教養があり、漢学や英語の達 者な人も多い。字も達筆。著作も説得力もありますね。
* 私の場合は濫読傾向です。お奨めの本をいくつか上げよといわれたら「古代 への情熱」(ハインリッヒ・シュリーマン)「社会科学の方法」(内田義彦) 「イギリスにおける労働者階級の状態」(フリドリッヒ・エンゲルス)などで す。
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