社会起業とはなにか?  

 今日のテーマは「社会起業とは何か?」です。「社会起業」とは聞きなれない言葉です。それもそのはず、最近英国で提唱された考え方です。社会福祉事業や教育事業などを行政府に100%委ねるのではなく、民間人の知恵 と想像力、行動力を生かして実現しようという考え方です。ベンチャービジネスの行動力と、公共性のある社会事業をくっつけた考え方です。日本の 社会で定着するのでしょうか?

1)定着させなければならないと思います。言葉だけが先行している心配もあり  ます。2月の当コーナー橋本知事との対談でも「社会起業」を話題にいた  しました。知事のイメージと私のイメージとは完全に一致したわけではあり  ません。

2)日本ではソフト化経済センター http://www.softnomics.or.jp/の町田洋次氏  らが提唱しています。独自性の展開をいたしますが、行政と対立するのでな  く、共存しより大きな成果を勝ち取る戦略を提唱しているようです。

3)高知商業高校生徒会が、ラオスに小学校を建設する運動を展開しています。  ラオスの産品を学校のバザーで販売したり、商店街で販売したりしています  。これも立派な、「社会起業」活動と言えます。

* ただ日本社会では「補助金」をもらうほうが、簡単で、行政もそのノウハウ  はあります。定着しにくい土壌はあります。

* 補助金ももらいにくい経済情勢になりました。だからノウハウの蓄積が大事  なのです。これからの時代の公共事業のありかたを占う事業になるでしょう  。

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2002年3月1日