NPOは順調に発展しているのか?

 今日のテーマは「NPOは順調に発展しているのか?」です。
 NPOは市民活動に公益性を与えるために、法人格を与えてより活発になりました。現在高知県内には今年の2月までに31のNPOが承認を受け活動しています。しかし殆どの場合、資金面や運営面での困難さにぶつかっているようです。災害時には大変な支援活動を行ったNPO。今後も順調に発展していくのでしょうか?

1)やはり一番の問題は活動資金の確保です。専従事務員を雇用し、事務所を借  用しようとしますと年間1000万円程度の経費は発生します。それを賄う  売り上げが必要。
  現状ではほぼ不可能です。

2)企業まるががえか、行政まるがかえのNPOは資金が豊富です。しかしNP  Oというのはおかしいと思います。

3)寄付行為や、NPOに出資すれば非課税になるとか、自立する支援措置が急  務です。行政からの業務委託に依存すれば、自立性が失われますし。

* 私が属しているNPOにしましても同じです。今年は少し各方面にPRしよ  うと思っています。特技をしるした経歴書を行政機関や企業に持参し「営業  活動」をしようと考えています。

* 営利法人の公益性は税金を納めることです。NPO法人は、意見の収集など  で、より広範な意見を収集するいために活用できます。中立性がなによりの  強みです。

* 企業が出資し、学生に奨学金を与える形でNPOに出資するとかいろんな形  があるはずです。とくにTMO事業などにその可能性があります。

* 防災NPOは情報ネットワークの観点で必要です。行政側の理解と協力、情  報提供が必要です。まだまだこの方面では行政の認知度が低いのは残念です  。地域の自主防災組織へのかかわりも必要でしょう。

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2002年3月1日