来春の就職環境に変化はあるか?

 今日のテーマは「来春の就職環境に変化はあるか?」です。

 今年も不況で年があけ、完全失業率は5・6%を超えました。高校生で20%以上が、大学生でも10%が就職の内定がありませんでした。本人の希望ではなくフリーターにならざるをえない若者が多数出ています。

 はやくも2003年の就職環境のレポートが出ています。それによりますと、不況もあり企業側に厳選採用と早期内定の動きがあるようですが?

 

1)        完全な「買い手市場」になっているようです。大企業は既にインターネットで学生を選抜しています。エントリーシートは名門とされる学生が優遇されています。

2)        内定を金融機関などは、4月に出ているようです。3月が会社訪問のピークのように報道されています。5月であらかた内定が大企業は出ます。

3)        就職情報誌によりますと、自己PRの方法、エントリーシートの書き方など詳しく「傾向と対策」が書かれています。しかし企業側の求めている人材は、「それ以上」の能力である場合が多いようです。

 

        いずれにしましても、大学生活は実質3年になりました。1年次から 就職ガイダンスや、企業インターン・シップを実施する大学も増加しています。

        それでも東京大学や一ツ橋大学などは別格です。それ以外の大学は大競争であります。いかに勉強し、自己主張するかが勝負です。

        しかし名門企業と信じ、難関を突破し入社したら雪印のようだった例もあります。あまりマスコミなども「寄らば大企業」のような煽動はしないでほしい。むしろ学生時代から「起業」する若者たちを支援する仕組みづくりのほうが、急務であると思います。

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2002年3月1日