メディア・リテラシーを実践しよう

 今日のテーマは「メディア・リテラシーを実行しよう」です。

 実はこのテーマ以前にも取り上げられました。しかし昨年は9月11日のニューヨークの同時多発テロ。10月8日の米英両軍のアフガニスタン攻撃など、大量の情報を見せられました。

 ニュースや新聞の報道記事は『事実を正確に伝える」ものと私たちは信じてきました。しかし誰がそれを判定するのでしょうか?今一度メディア・リテラシーについて考えてみたいと思います。

1)アフガニスタンでの戦争は,一方では情報戦争でした。ブッシュ大統領は常にテレビに登場し、

  演説していました。米国国防大臣、安全保障担当官などは,常にプレス発表していました。

  またテロリストと名指しされたビン・ラビンもカタールの衛星テレビ局アルカジ―ラにビデオ出演し

  自らのメッセージを全世界に送りました。

2)戦争が始まりますと情報管理がはじまります。今回は衝撃的な無差別テロが発端だけに、戦争

 に反対しにくい雰囲気でした。アメリカ大統領も,タリバン側も「味方でなければ、すべて敵」という

 極端なプロパガンダを展開しました。これでは冷静に事実を見れません。

3)メディアにとっては大変危険な状態です。体制翼賛放送は,メディアの自殺行為だからです。

  言論の自由のアメリカで『戦争反対」を叫ぶことには勇気が必要になりました。民主主義にとって

  も危機だと思います。

* 過去ヒットラーなど煽動者は事実でなく、感情や憎悪でメディアを最大限に活用しました。

  それを見抜く視点がメディア・リテラシーなのです。

* この『吠えるウォチング」という番組。しつこくやっています。「高知市の1市民」が世界からローカ

  ルについて発言しています。マスコミや専門家、学者ではなく1市民が情報を入手し、発言する

 ことこそメディア・リテラシーそのものです。

* 「健全な民主主義は,健全なメディアとともにある。」ことを肝に銘じました。

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2002年3月1日