今日のテーマは「開催できるのか日韓共催サッカーワールドカップ」です。
来年2002年5月31日に、世界最大のスポーツの祭典「サッカーワールドカップ」が、日本と韓国で開幕します。9月のニューヨークでの世界貿易センタービルや、国防省へのハイジャック自爆テロ事件。10月に始まったアメリカ、イギリス両軍によるアフガニスタン攻撃。緊張が高まっています。
来年のワールドカップ大会に向け、次々と予選突破の国が名乗りをあげています。アフガン爆撃の当事国であるアメリカ、イギリス(イングランド)は出場します。アフガニスタンと深い因縁があるロシアも久しぶりに出場を決めました。前回優勝国のフランス、中国も初出場を決めました。国連の常任理事国すべて出場します。
警備は大変そうですが、来年のワールドカップの開催大丈夫なのでしょうか?
1)テロの不安はよぎります。1972年のミュンヘン五輪の時、「黒い5月」というテロ組織がイスラエル
選手を襲い殺害する事件がありました。アメリカ、イギリス、ロシア、フランスの選手団の警備は
とくに厳重にしなければなりません。
2)スタジアムの警備も大変です。韓国は軍隊まで警備をしています。日本は警察と警備会社だけ
です。従来はサッカーを名目に暴れる愚連隊「フーリガン」対策が主体でした。今後は無差別テ
ロ対策がより重要課題になりました。
3)来年2月は米国(ソルトレイクシティ)での冬季五輪があります。その警備体制などは参考になりま
す。結果いかんでは、中止になる可能性もあります。
* テロの影響で不況が深刻になり、企業協賛が獲得しにくい状況にあるようです。
観客と選手の移動交通機関の安全対策も完璧さが要求されます。
* 過去世界大戦以外にワールドカップが中止になったことはありません。
開催国は国の威信がかかります。
* 外国への自衛隊派兵より。自国での開催の安全宣言が大事だと思います。
* 警備に自衛隊を関与させるべきです。無差別テロは警察力だけでは警備できません。