今日のテーマは「沖縄はまた見捨てられるのか?」です。
10月の米軍によるアフガニスタン爆撃開始により、沖縄観光は激減しました。観光客と修学旅行のキャンセルは15万人を超え、沖縄県経済が大打撃を受ける事態となっています。
嘉手納や普天間など大きな米軍施設を抱える沖縄。テロ発生以来基地は厳重警戒体制です。基地周辺の米軍出入りの飲食店などは大幅な売上減少ですが、沖縄県民の日常生活は変化はありません。
しかし日本本土からの観光客激減は大変です。沖縄県議会は全会一致で「安全宣言」を議決しました。観光産業は沖縄県の大きな柱だけに影響は深刻です。
私達は沖縄が危険だからと旅行を中止することはできます。しかし沖縄県には130万人の人達が生活しています。沖縄はまたしても「見捨てられる」のでしょうか?
1)日本が実質「参戦」すれば、日本の米軍基地は攻撃される可能性があります。
常に沖縄の義母は「基地があるから攻撃される」と語っていました。現実味が出てきたことは
心配です。
2)沖縄は基地の現実をまた思い知らされるのです。また修学旅行などが中止されれば、せっかくの
「交流事業」も水が差されます。私事ですが、うちの子供の修学旅行も沖縄行きが変更になり
ました。残念です。
3)沖縄は日本国内です。国内旅行を「危険」だから中止するとはおかしいと思いませんか。
沖縄は飛行機なしでは経済活動は成り立ちません。
あまりにて「手際の良い」対応は、「風評被害」を拡大するそのものです。
* その渦中に徳島県鳴門第二中学校は、沖縄への修学旅行を実施しました。「頑張れ沖縄」の
横断幕を掲げて那覇空港へ降り立った。その勇気と見識を評価したい。
* 簡単に「見捨てる」日本人はいかがなものかと思う。同じ日本人なのに。
観光シーズンを控え、沖縄経済は深刻な打撃を受けています。そんな時期だからこそ、普通に
ふるまうべきだと思います。
* 政府も沖縄にてこ入れすべきだろう。自衛隊の海外派兵には熱心であるが、足もとの国民の不
安を解消するのに、汗をかいてほしいものであります。機動隊を沖縄米軍基地へ派遣するなど、
政府の対応もちぐはぐです。空港警備に警官を増員して空の便を安全にして、沖縄観光を支援
すべきだと思います。