ひがしやま芋の効用について

 今日のテーマは「ひがしやま芋の効用について」です。

ひがしやま芋はさつまいもの一種です。にんじん芋とも言われ、中身は赤茶色をしています。冬の季節になりますと、日曜市などで販売されています。

 芋というのはイメージがよくありませんでした。「芋にいちゃん」とか。「芋を食べると肥満するのではないか」「お腹にガスを発生させるのではないか」とかマイナスイメージでした。しかしそうではありません。様々な栄養素が豊富に含まれた、高機能な低カロリー食品です。美容にも効果があるそうです。大月町の竜ヶ迫(たつがさこ)地区のがとくに美味しいとのことなのですが?

1)ひがしやま芋は6月に植え付けます。11月末から12月にかけてが収穫期です。掘り出して水洗

  いし、芋を半分の大きさにスライスして6時間ほど大きなお釜で煮込みます。それから太陽の下

  で、3週間ほど干します。竜ヶ迫地区はこの時期海側から北西の強風が吹きつけます。干してい

   る芋に潮風により「甘味が増す」と言われ、愛好者に高い評価を受けています。

2)大きな芋のスライスが、干している間に収縮します。だから芋の糖分が露出し美味しいのです。

  栄養価は高いです。主成分はでんぷんです。各種のビタミン、ミネラルも豊富。セルロース、ミネ

  ラルなど現在人に不足している食物繊維を多く含まれています。

3)それほど多くの効用があるのに、食品添加物は一切含まれていません。

  また保存食としても優れものです。水分が抜けてきますが、冷蔵しておけば非常食にもなります

  。食べ方はオーブントースターを使用するか、電子レンジを使用します。

4)結構ずくめのひがしやま。大都会の消費者の評価が高いようです。

  干し芋文化は関東のほうで盛んで、芋博物館が埼玉にあるぐらいです。関東の芋は白いタイプ

   で。ひがしやま芋とは種類が異なります。

* 大月町も力をいれ、「風の芋」として売り出そうとしています。私のお付き合いのある芋栽培家は

  その集団には入りませんでした。品質へのこだわりがあるからです。「ゆうぱっく」の商品になり、

  今年は昨年の倍作付けしたようです。

* 竜ヶ迫の海と自然が、美味しいひがしやま芋を生み出しました。ぜひどんどん出荷され、皆が健

  康になれば良いと思いました。

 あなたは

 人目のゲストです

2002年3月1日