ネット入試は拡大するのか?

 今日のテーマは「ネット入試は拡大するのか?」です。国立大学では初めて

北陸先端技術大学院大学で、7月にインターネット入試が行なわれました。

 入試では、面接のかわりに教官と受験生がインターネットで、約2週間にわたり

質疑応答を重ね合否を決めました。受験者7人のうち5人が合格しましたが、

韓国、フィリッピン、エジプト籍の3人が含まれています。「1時間の面接より多くの

情報が得られ、入試のためだけで来日する必要もない」と大学側は語っています。

 私立大学や企業の就職試験などには「ネット」による合否判定はしています。

この動きは広まるのでしょうか?

1)国立大学でもここまでやるのだから、高知工科大学はすべてインターネット入試に

  すべきでしょう。特色を出すのなら徹底しなければ。

2)問題はパソコンやインターネット環境の普及度でしょう。地方の受験生は従来不利

  でした。費用もかかり、地理も慣れず不利でしたが、ネット入試なら条件は同じです。

3)教官側のパソコン習得度合いも問題。大学から真っ先に実行すべきでしょう。

* 近い将来は拡大するでしょう。海外からも優秀な人材が受験出来るようになります

  から大学にとってはプラスです。

* 大企業の就職試験では、エントリーもネットで、一次試験と二次試験は

  ネットで行なう企業もありました。学校にもだんだんひろまるでしょうが、

  劇的に広まるかどうかは、観察の必要があります。

 

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2002年3月1日