今日のテーマは「地方のテーマパークは駄目なのか」です。今年三月に大阪に「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が開園いたしました。東京ディズニー・ランドと並ぶ超大型テーマパークで、開業以来大変な人気です。 一方地方都市のテーマパークはどことも業績が良くないようです。香川県にありましたレオマ・ワールドは昨年九月から無期限の休園状態です。北九州のスペース・ワールドは健闘しているようですが、岡山県倉敷市のチボリは集客が伸び悩んでいます。長崎県のハウステンボスも業績不振で99年6月に創業者の神近氏が経営陣から退任しました。 2月19日には,宮崎県の大型リゾート施設である「フェニックス・リゾート」が3261億の負債を抱え会社更生法を申請,事実上倒産しました。地方の施設,テーマパークには厳しい時代のようです。 ディズニーランドに隣接する最近開業しましたディズニー・シーは大変な賑わいです。首都圏周辺にはこのほか「手塚治虫ワールド」「ロッテワールド東京」「ファンタジーワールド」などが相次いで開業予定です。 テーマパークとは「ひとつのテーマにもとづいて構成,演出された遊園地」なのですが。地方ではテーマパークは成功しないのでしょうか?
※高知でよその地域の人々に自慢できる施設といえば高知市五台山にあります「牧野植物園」と伊野町にあります「紙の博物館」でしょう。これら2つの施設は成功したテーマパークと同様「テーマ」がしっかりし、提供できる「ソフト」が豊富にあります。 ※香北町のアンパンマンワールドも健闘しています。この際展示されている模型にもとづいて、香北町のかなりの部分を「アンパンマン・ワールド」に改造すればどうでしょうか。 ※あとは水族館でしょう。桂浜水族館は桟橋あたりに移転すべきでしょう。浦戸湾に、よさこい節のように「鯨が泳ぎよる」状況をこしらえるべきでしょう。その程度のことをしませんと、地方都市は注目されませんし。投資の対象にもならないし、観光客も来ません。 ※それから交通問題の解決が必要でしょう。日本の交通体系は、航空機も鉄道も東京を起点に、地方に沿線が伸びる「放射状」になっています。地方同士の連携は悪く、いったん東京へ出て、地方へ行くほうが早い状況です。この状況を改善しませんと「永遠に」地方には活路はありません。 |
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人目のゲストです 2002年3月1日 |
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