なぜ中学校は荒れるのか?
今日のテーマは、「なぜ中学校は荒れるのか?」です。1998年度に全国の小学校,中学校、高校で発生した暴力事件は三万件を越えました。統計を取り始めた1983年以来増加の一途であります。
中学生は「思春期」にあたり、難しい年齢ではあります。しかし最近生徒同士の暴力事件、対教師への暴力事件も顕著に増加しています。マスメディアの影響もあるのではないでしょうか。政府も青少年向けテレビ番組の「規制」に乗り出す動きもあります。民間放送連盟も明確な反対運動を展開しています。
中学生の暴力行為を映画化した「バトル・ロワイヤル」という映画も話題になりました。一方で少年法が改正になりました。「ゆとり教育」や「総合学習」と教育制度の改革もされています。
中学生は大丈夫なのでしょうか?
- 中学生を持つ親としましては,他人事ではありません。それほど「荒れている」とは聞いていませんが、「授業中私語が多い」とかいったプリント通信を先生が書いています。学校の中の詳しい様子がわかりませんから、コメントのしようがありません。
- 中学校で,五割の生徒が授業についていけないと言われています。本当なのでしょうか?そうだとすれば大変です。現在は情報過多時代です。
- 学力格差を「容認」する発言が,教育関係者から目立っています。「飛び級」を認める反面、ついていけない生徒、暴れる生徒は「切り捨てる」「出席停止処分ができる」ように「改革」されつつあります。
※教育問題はエンドレスです。
※家庭環境と地域社会との関連の分析も必要でしょう。
※教師だけで「荒れた中学校」を押さえれないでしょう。父兄や地域社会が協力する仕組み作りが必要です
※学校は「地域社会の核」であり、「学校の荒廃は,都市の荒廃」につながります。
|