広まるのか低公害型商用車

 今日のテーマは「広まるのか低公害型商用車」です。第36回東京モーターショー商用車部門が、10月30日から、11月3日の間千葉・幕張メッセで開催されました。各自動車メーカーは競って低公害タイプの商用車を展示していました。「排出ガス対策車、天然ガス自動車、ハイブリッドカー」などです。国は2004年までに、すべての公用車を低公害型に切れ替えると宣言し、普及に努めてはいるのですが・・・・?

1)問題は価格でしょう。不況でメーカーも流通業界も、物流コストの圧縮に走 っています。環境対策は皆が迫られていますが、誰も責任をとろうとしません 。

2)車両価格が現状のガソリン車、ディーゼル車よりかなり高価です。少数のユー ザーの導入だけでは、「高嶺の花」に終わります。 

3)法律を改正して、徹底的に追い込むか何かしないと普及しないと思います。 罰則規定がなければ、この不況時は低価格志向に皆走るのは当然です。

* 自動車大国アメリカの動向も曖昧です。従来型でいくのか、低公害車を普及 させるのか今ひとつ旗印を鮮明にしていません。共和党ブッシュ大統領は、イ ラク対策は頑張っても、環境対策は熱心さを感じないからです。

* 東京都は排出ガス規制を厳しくしました。道路管理者が訴えられた道路公害 訴訟でも控訴しませんでしたから。社会全体の変革をすべきです。

*日本も政府が思い切って予算を使って、低公害車の普及を促進すべきです。公 害防止技術は日本は世界一ですから。もう一度その技術で世界を相手に勝負し ていただきたいです。     

     

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2002年3月1日