スーパー業界に未来はあるか?  

 今日のテーマは「スーパー業界に未来はあるか?」です。スーパー業界での大手であるマイカルは経営破たんしました。業界第一位の ダイエーは経営再建中であり、創業者の中内功氏は、経営の一切から引退させられました。世界最大の小売業である米国のウォールマートと西友が業務提携。今後の 動向が注目されます。フランスのカルフールも進出しています。スーパー業界に 未来はあるのでしょうか?

1)従来型では駄目でしょう。最近四国でも郊外型の巨大な量販店が誕生してい  ます。しかし図体のわりに人口が少なく、高齢者比率の高い四国では苦戦し  ているようです。

2)人口構造が若者社会から、高齢者社会に明確に変化しています。50歳以下  の年齢なら車で行き、「まとめ買い」します。テレビもパソコンも購入し、  自分で据付をします。しかし高齢者になるとそうも行きません。

3)20年後あたりに高知県は人口が現在の80万人から、67万人になります  。高齢化比率も30%になります。そう想定したとき、郊外型の巨大な店舗  は不要です。そんなに物を買わないし、消費もしません。

* 土地を必要店舗面積の倍購入します。周辺地域が開発されてくるところを見  はかり余分な半分の土地を売却し、一気に店舗の赤字を解消します。インフ  レ、土地の値上がり、株高、金利高を前提にしたインフレ経営でした。

* 今はデフレになり中内功氏の戦略はすべて破綻しました。経済構造も社会構  造も変化したのです。対応が遅れたため、大手量販はピンチになっています  。

* 高知もスーパーの多い町です。淘汰が始まっています。高齢化時代に対応で  きる店舗のみが生き残れるでしょう。あいかわらず若者指向型の店舗が多い  ようです。 選別が厳しく始まることでしょう。

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2002年3月1日