ユニバーサル・スタジオの功罪

 3月に大阪で華々しくオープンした「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」。東の東京ディズニーランドと並ぶ、巨大なテーマパークと言われています。

 しかし観客動員数は、当初の予定より大幅にクリアしたようには伝えられていません。

 開業を期待して周辺に出店した店舗も、早々と閉店したところもあります。

今日のテーマは「ユニバーサル・スタジオの功罪」なのですが。

 

1)確かに当初のパワーは感じられません。それは物事に「現実的」な関西気質なのか

  どうかわかりません。

2)ディズニーランドに比べ、対象としている年齢層が高いという指摘もあります。

  幼児向きアトラクションは、ジョーズぐらいしかない。ディズニーのキャラクターのように

  「広範な広がり」がありません。癒し系のキャラクターは皆無。皆騒々しい。

3)運営主体が、民間会社ではなく、大阪市も関与した「第3セクター」であります。

  そのあたりも「顧客志向に徹底できない」理由のひとつにあげられるのではないで

  しょうか。

4)本家のアメリカ。カルフォルア州にあるユニバーサル・スタジオは繁盛しています。

 

* リピート客が期待できるのかが、今後の成否だと思います。

* ただ施設のこしらえかた、景観設計がディズニーランドに比較しちゃちである。

  テーマパークは「夢」を与える存在。その配慮がやや足りないようだ。

  • 施設内から湾岸線の高速道路や照明灯が見える。これは興ざめである。

見えない工夫は出来るはずである。そのあたりが、雑である。

 施設内は「英語しか通じない」とか、「ドルでないと買い物が出来ないとか」徹底すべきだろう。アメリカの真似をする施設なら徹底すべきではないかと思う。

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2002年3月1日