デフレ経済からの脱出方法は?

 今日のテーマは「デフレ経済からの脱出方法は?」です。

最近の日本経済は「デフレ気味」と言われています。消費者物価、卸売り物価などの一般物価が継続的に下落していく経済状態になりつつあります。

 企業の売上高や生産高が減少します。そうしますと給与も下がります。家計の支出も減少し、ますます物は売れなくなり、一段と物価が下がります。不況が一段と進み不況が進行する状態を「デフレ・スパイラル」と言います。

 戦後の日本経済は、ずっとインフレ経済でした。「給与も上がるが、物価も上がる。」という状態でした。株価も,土地も、給与も,金利も上がるのが常識でした。それが今では「逆転現象」です。

「100円ショップ」「300円弁当」「2000円衣料品」が、幅をきかせています。

 デフレ経済からの脱出は出来るのでしょうか?

1)日本銀行も「ゼロ金利」政策を実施したり努力はしています。しかし効果は上がりません。

2)お金が動かず、皆が「たんす預金」をしている状態です。消費を増やせと言いましても、国民は既に十分な消費活動はしています。景気が良くならないのは複合要因があります。

3)昔松下幸之助氏が「不況になれば、社会である程度成功した人はお金を使いなさい。」と説いていました。自身も外車を購入し、自宅も新築したそうです。 装飾品のような贅沢品も購入したそうです。ムードに煽られ皆が節約すれば、消費はおこらず大不況になります。

4)地域振興券や2000円札で多少努力を政府はしました。しかし効果はゼロでした。

 政策がちぐはぐのように感じます。

* やはり経済は「お金持ちが、お金を使わないと良くならないのです。」

  期間を限定して消費税を3%にするのも一案でしょう。相続税、所得税の減税は必要です。

* ゼネコン、銀行、流通業が三大不況業種です。不良債権を思いきって処理する必要があります。

* 100年住宅とか、3世代住宅の建設。家屋と都市のバリアフリー化。

  土木建設業から、介護福祉分野への業種転換の促進。

  ようするに社会の構造改革を迅速にやるしかありません。新しい成長分野を育成し、駄目な分野はあきらめる覚悟が必要です。

* 小泉内閣の政策の吟味は国民として必要です。

 

 

 

 

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2002年3月1日