3月22日(木)倒産廃業時代をどう生きるのか

 1月22日には四国最大の店舗面積を有する高松市のコトデンそごうが、民事再生法を申請し事実上倒産しました。老舗菓子メーカーのナガサキヤや、全国展開していた靴販売大手のマルトミも生き詰まりました。高知でも老舗衣料品販売店わしが、苦戦を強いられています。

 一方高知市周辺の商店街の転廃業も増加し、空き店舗率がじわじわと上昇しています。好景気であった米国でも、各自動車メーカーが大規模なレイオフを発表し、21世紀初頭から厳しいリストラが実行されています。今日のテーマは「倒産失業時代をどう生きるのか」なのですが。

  • 私たち中高年世代は「リストラ最前線世代」ですから身に詰まされます。「会社人間」の生活に慣れ親しんだ世代に、急にパソコンや英語力と言われても無理な話です。子供の学資と住宅ローン、両親の介護を抱える三重苦の世代には大変です。
  • あと自分は何が出来るのかをPRする必要があります。自分の強みをまとめ、他人に理解出来るように説明する能力(プレゼンテーション力)が必要になります。常に訓練する必要があります。
  • 欧米型、とくに英米型社会は階級社会であり、不平等社会です。所得差が拡大し、失業も多くなりそうです。従来の日本人のメンタリティを破壊されるような、嫌な社会になりそうです。
  • しかし反面、倒産廃業時代には、新しい形態の商売もまた起こります。勤労市民の意識を代弁し、形の表すことが出来れば、どんなに時代が変化しようとも大丈夫でしょう。

※まだまだ驚くような倒産廃業時代は継続するでしょう。

※情報通信文化の進展で、逆に展開できるチャンスもあるでしょう。ユニクロも100円ショップなどは不況のなかでの大発展でした。

※高知県全体の産業界はごく一部以外は厳しさを増してきます。しかし明るく、へこたれずに生き抜くしかありません。

※小林一三氏(阪急電鉄、阪急百貨店、宝塚歌劇の創始者)は、時代で言えば世界恐慌の時代に事業を果敢に展開され、勤労市民の支持を得て成功しました。決して政府や行政に泣きついた訳ではありません。

※エンパイヤステートビルも世界恐慌のさなかに建設されたものです。現在の日本も不況ですが、経済に底力がありますので、携帯電話や情報化の普及により「新しい社会」が到来するでしょう。

※多少の混乱がありましても未来は楽観できるでしょう。

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2002年3月1日