正しい歩き方について

 今日のテーマは「正しい歩き方」についてです。

歩き方の決まっている人は美しく見えます。ファッションモデルは常に歩きかたを意識し、練習をしています。美を表現するスポーツ、例えば体操競技や新体操、バレーなどは歩き方そのものも美しいと言えるのでしょう。

 街で多数の人達の歩く姿を観察していますと、猫背、身体の歪み、摺り足、ひざも曲がって歩いているケースを多数観察します。確かに学校で正しい歩き方の講習を受けたことがありません。

 最近ますます増加している腰痛や肩凝りや、生活習慣病などは、正しい歩き方が出来る様になれば、完治すると言われています。そのあたりはどうなのでしょうか?

1)いかに私達はまちがった生活を過ごしているか思います。人間が人間たる所以は2本足歩行で  す。長時間ゆっくりと歩くことが出来さえすれば、たいていの病気は完治するとも言われています

  。

2)正しい歩き方はこうです。背筋をしっかり伸ばします。上半身の余計な力は抜きます。腕を振り上

  げます。着地は踵からです。そして足の親指で強く地面を蹴ります。歩幅をしっかり保ち、一定の

  スピードで歩きます。

3)転倒しないように荷物はリックなどに入れ、手に荷物を持たないほうが良いです。

  可能なら1日に30分以上連続歩行すれば、健康になることはまちがいありません。

* 私の場合は高知市中心街のホテルで会合や、食事会がある場合、時間的余裕があれば徒歩で

  出かけるようにしています。だいたい自宅からは30分か40分かければ徒歩で到着します。

* 昔の哲学者は歩きながら、散策していました。車に脅かされない場所、例えば河川堤防沿いなど

  を歩くのは良いことです。

* 他人にも指摘していただいて、誤ったフォームの是正が必要です。できれば足の指がある靴下

  を履きます。鼻緒のある履物が良いです。足に力が入り、腹式呼吸しながら歩きます。

  仏教の僧侶も歩く修行がありますから、とても大事な行為なのです。

  • 学校教育でも「正しい歩き方」を教える必要はあると思います。
  • 正しい歩き方が出来る歩道、都市づくりは必要だと思います。

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2002年3月1日