まちづくりには子供たちも参加させよ
今日のテーマは「まちづくりには子供たちも参加させよ」です。日本経済新聞2002年12月23日号に「まちづくり 子供も一言」という記事に注目しました。記事によりますと北海道奈井江町では、昨年7月に「子供議会」は発足、活発な議論が展開されているようです。「学校を変わりたくないから合併には反対」「今でも隣の市に買い物にいくのだから合併しても同じ」とか意見がかわされているようです。小学生から高校生までの13人が市町村合併について話あったそうです。効用として大人が見逃してきた視点の意見もありました。大人たちも真剣に勉強しているようなのですが・・・・・・。
1)高知市の「まちづくり一緒にやろう条例」は、子供たちの参加は保障されているので しょうか?形式的な参加では意味がないと思います。
2)記事によると奈井江町の子供たちも当初は半信半疑だったようです。しかし「小学校 前の押しボタン信号機。手が届かない1年生がいます」といった指摘もあり、子供の
目線が大事であることがわかった事例がありました。
3)長野県平谷村では、特定の政策の賛否を問う住民投票に中学生にも投票資格を与え ました。18歳以上とした住民投票の資格を与えたのは秋田県岩城市と福岡県北野町 です。
* 「青年審議会」「女性審議会」「子供審議会」などを実際の制度にすべきでしょう。 年齢より投票権のない市民にも、まちづくり活動へ参加の保障はすべきでしょう。
* 今話題になっている滋賀県豊郷町の豊郷小学校校舎の存続問題。新学期も始まり ました。町長と町民有志が対立しています。当事者の子供たちの意見が見えません。
日ごろからちゃんと意見が言える訓練が必要です。
* 高知県下でも市町村合併問題では、子供もふくめて住民投票をすべきでしょう。学校 で議論することは地域を見直す機会になりますから。低迷している選挙での低投票率 の克服にも繋がるでしょうから。
* 大人だけの市町村合併の議論は、役場の位置をどうするかの議論になりがちです。 利害損得が優先したどろどろした議論になります。議会や首長を巻きこんだ政争にな
りがちです。そうならせないためには、地域の子供たちの参加は不可欠です。意見を 言うばかりでなく、議決権も持たせ、責任もとらせる必要があります。
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