竜馬の生まれたまち記念館は建設を中止せよ
今日のテーマは「竜馬の生まれたまち記念館は中止せよ」です。 高知市は12月2日に、高知市上町2丁目に計画している「竜馬の生まれたまち記念館」(仮称)の施設内用を公表しました。外観は土佐漆喰を使用し、2棟づくりで、展示施設と観光施設と交流施設になっています。総事業費は6億円です。市民からミニ市場公募債「市龍馬債」を発行3億5千万をまかなう計画のようです。
松山市の中村市長は「坂の上の雲」のまちづくりを進めるにあたり、「箱物施設は不要」。明治人の気概と精神を市民全体が学ぶ必要がある。松山市全体が「記念館」なのだから。という考え方を示しました。高知市とは大違いなのですが・・・・。
1)全くそのとうりです。これ以上の箱物施設は必要ありません。坂本龍馬は短命で遺品も少なく展示するものなどありません。自由民権記念館も閑古鳥が鳴いているのに、施設の維持管理費がかかる箱物はこしらえる必要はありません。
2)松山市の精神を見習うべきです。「坂の上の雲」に関連している施設は市内に散在しています。秋山兄弟の史跡、正岡子規や夏目漱石のゆかりの建物。ロシア人捕虜墓地。道後温泉本館などです。あらたな「箱物」をこしらえない市長の決意は立派です。
3)龍馬を観光資源に使用しようという発想が安易です。彼の精神を学び、実行すべきなのです。6億円のお金を出すなら「龍馬起業資金」として開業する若者たちの支援資金にすべきだと思いますね。
*計画は中止すべきです。地域の人の公民館は必要ですから、再検討すべきです。 高知市はこれ以上「箱物」をこしらえる必要はありません。
*建物は新築時は、維持管理コストを含めた全体コストの25%に過ぎません。6億円ということは、あと18億円の維持管理コストがかかるということなのです。新築時の『償却」コストしか計上されていませんが、維持管理コストの明記も公共事業では計上すべきなのです。
*坂本龍馬ゆかりのイベントや施設は増加しましても、龍馬の精神は継承されていません。そのおかしさにはやく関係者は気づくべきであると思います。若者の失業が増加しています。『若者就労対策」の部屋を龍馬の精神でこしらえるべきだと思います。
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