レジ袋削減運動は成功しているのか?
今日のテーマは「レジ袋削減運動は成功しているのか?」です。 最近県内の量販店などでは「レジ袋を削減して山に木を育てます」と書いたスローガンを見かけます。削減したレジ袋相当の金額を植林し、環境保全に役立てようと言うものです。しかし本当に効果があがっているのでしょうか?レジ袋を辞退されている人を見たことがありません。スーパーでも何も言わなければレジ袋はもらえますが・・・・。
1)効果のほどはわかりませんし、殆どないのではないでしょうか? レジ袋はも らえばちり袋になり何かと便利ですし。やはり値段が安いものなのでしょう。
2)結局、レジ袋納品業者がコストを下げただけでしょう。量販店側は得しまし た。本当に削減しなければいけないのは、トレイであり各種容器でしょう。む しろその量は増大しています。容器包装リサイクル法が施行されてから、量は 増加しているようです。
3)東京都杉並区では「レジ袋税」を1枚あたり5円取るようにしました。結果は 小売店の杉並区内に売り上げが落ちました。隣接する他の区で買い物をするよ うになりました。
* 事前包装の大量販売形態があるかぎり、包装容器の量は減りません容器自体 を環境対応型にすればいいのですが、コストが高いので量販店側はしません。
* 対面販売、量り売り形態ならば、包装容器は格段に少なくて済みます。消費 者運動も対面販売の支援をすべきでした。高知の「環境型」消費者運動がおか しいのは、そのあたりの配慮を欠くものでした。
* 多少の資金を集め山に木を植えることは良いことです。山の産物を量販店が 売る消費者も支持する。そうすれば山に現金が落ち、山も守れます。現実的な 環境保護運動が台頭するのを見たいものです。まやかしでないものを。
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