DV専用相談室を設置せよ

 今日のテーマは「DV相談室を設置せよ」です。

 DVとはdomestic violence の略称です。夫や恋人など親しい関係の男性から女性に向けられる暴力のことです。従来は日本は夫婦間の問題に、警察や検察、裁判所も犯罪という認識が薄く、適切な処理が取られてきませんでした。

 2001年4月に「DV防止法」(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に対する法律)が制定されました。しかし高知には専用の相談室は設置されていません。設置の声は高知シティFMにも寄せられてはいますが・・・。

1)調べますと女性センターや、警察署、法務局などにも相談室が設置はされています。

  しかし専任体制には残念ながらなってはいません。

2)DV被害の女性は、絶望のあまり自殺される人も多数です。人権問題ですので専用相談室の設

  置は急がれます。高知はアルコール依存症と一緒に引き起こされる可能性が多いようです。

  加害者側の男性側のケアも必要です。

3)何故暴力の対象が一番親しい女性に向かうのか?刑事罰の強化と隔離が法律で定められてい  ます。しかしそれは「緊急避難処置」であります。治療を気長におこなう社会的な仕組みが必要

  です。

* 同様に「児童虐待」も深刻です。子どもは無抵抗で非力です。児童虐待防止法もありますが、被

  害は増加傾向にあります。家庭教育、社会教育の問題なのでしょう。

* 古い家族制度、地域の農村共同体が崩壊し、次の新しいコミュニティのありかたを模索していま

  す。個人の尊厳を保ちながら他者とのコミュニケーションを行なう。被害者も加害者もそれが出

  来ていないのです。

* 21世紀は新しいコミュニケーションを社会システムとして創造する時代です。

 

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2002年3月1日