地方公営ギャンブルをとりまく情勢は厳しいものがあります。不景気でもギャンブルは好景気。といわれていたのは昔の事です。
先般取り上げた松山市営競輪は、廃止か存続かを市長と関係者が徹底的に話し合いをしました。
その結果、施設の移転新築と雇用賃金などの見直しなどの合理化案で、前向きの解決策を提示しました。
高知競輪は、高知国体の関係で。「りょうまスタジアム」に大幅に改装しました。南国市のサテライト施設も含め、深刻な事態には、現在では陥ってはいません。
さて今後、高知競輪は大丈夫なのでしょうか?
産業振興部公営事業部から文書で回答をいただきました
1)昭和25年に誕生しました高知競輪。開設以来、高知市の福祉事業、文教事業、都市整備
事業などの貴重な「財源」として大きな役割を果たしてきました。
2)景気後退とレジャーの多角化、愛好者の高齢化傾向によって、近年入場者、売上も減少傾向
にあります。経営状態は楽観を許しません。
3)現在「経営改善検討幹事会」を13年6月に設置しました。今後の具体的な問題解決のため、
検討しているところです。
* 競輪施設の大幅改造、改良は、高知国体での施設利用もあるため、実施されました。
これは大きな効果はあります。数字には出にくいでしょうか、清潔な施設を獲得した
メリットは大きいと思います。
* 「ケイリン」は今やオリンピックの正式種目になっています。欧州諸国では自転車競技は
大変人気があります。あたらしい愛好者を増加させるためには、そういう要素の表現が必要で
あるとは思います。
* 高知競輪を開催しているおかげで、新京橋プラザの地下駐輪場と地上建物への補助金を
自転車振興会から獲得できました。
* 競輪事業は高知市の貴重な自主財源です。黒字が大前提です。万が一赤字が
継続し、事業再建計画も立ち行かなくなれば、廃止しなければなりません。
* 関係者の企画力が問われるのは、これからです。