どうなった高知FAZ?
高知ファズ(FAZ)株式会社は、平成7年8月1日に、高知県、高知市など41の団体、企業が出資し、第3セクターとして設立されました。 FAZとは「輸入促進に向けて、港湾などを国が指定し、倉庫や加工工場など輸入関連産業の立地を誘導するもの」です。貿易全体の支援、航路の誘致、販売促進、などが活動内容です。 しかし現実には高知新港は、高い利用されているとは思えません。 FAZは当初のもくろみどうり展開されているのでしょうか? 産業振興部企業立地課中澤慎二課長補佐に取材いたしました。 1) 当初進出予定の大型企業(ニッピンド)は、撤退しました。施設整備の助成はしましたが、 返還していただいています。 2)現在定期航路としましては、プサン(釜山)航路があります。プサンはハブ港で物流が集積してい ますので、高知への定期航路確保は適切です。 3)特殊研磨石製造会社や、特殊紙製造会社の荷物の出荷も、高知新港から行なうように 、徐々にしています。ただFAZは、1993年当時の宮沢内閣当時の施策です。 当時は輸出入格差があり、国策として輸入促進が唱えられていました。現在は輸出入格差が それほどありません。当然やりかたも変化します。 * 高知新港もまだまだ工事中です。しかし港の活用の全貌は未だに見えません。 まずおさえなければいけないのは、FAZは、日本だけの「仕組み」であることです。 だからそれほどメリットはないのです。 * FTZ(自由貿易ゾーン)は全世界に約600箇所あります。輸入関税と保管倉庫代が 殆どかからず、FTZから国内へ輸入分について消費税がかかるだけです。 * 沖縄FTZ構想は現在注目はあびてはいませんが、国内では一番実現の可能性があり ます。そうなれば高知は沖縄と連携すべきなのです。 |
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人目のゲストです 2002年3月1日 |
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