中学校給食の実施計画は? 今日のテーマは「中学校給食の実施計画は?」です。 94年に高知市長に就任した松尾高知市長の「公約」に、「市内公立中学校での給食の実施」がありました。二期目を迎え、七年経過しますに、いっこうに実施されていません。 病原性大腸菌O-157による学校給食での集団感染事故もありました。安全の確保は第一であるとは理解できます。この問題はどうなっているのでしょうか? 教育委員会学事課佐々木正彦課長補佐と、川口多津保健給食係長を取材しました。 1)中学校における学校給食の具体的な実施時期においては、現在決定していません。 平成11年度には、先進都市の視察を参考にして、いったんは「親子方式」(給食実施して いる学校で調理、していない学校に配送)、「民間の弁当業者から各校へ配送する弁当方式」 、「家庭からの弁当持参も認める」方針でした。 2)しかし病原性大腸菌O-157集団感染発生以後、文部省の「学校給食衛生管理の基準」 が大変厳しくなりました。高知市内の民間業者では、設備面で、衛生基準に適合する 業者がないので、弁当方式の実施も困難と判断しています。 参考文部省「学校給食衛生管理の基準」 h ttp://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/09/04/970402.htm3)この当時文部省の衛生管理の基準は、法律的に言えば「努力目標基準」でしょう。 ただこの基準は専門家が集まり議論し作成しています。もし事件が起これば、 「注意義務の基準を怠った」ことになります。 4) この基準はハードルが高く、給食を実施している大津、行川、介良の3中学はクリアしていませ ん。新しく開校した潮見台などは基準に近いですが、他の小学校でもその基準に達して いないのが現状です。現時点では財政的な制約もあり、具体的な結論に達してはいません。 * ハードルの高さは理解出来ます。しかし中学校段階での「食文化」を共有する教育効果も 大事だと思います。栄養指導も大事でしょう。 * コンビニなどで食品が手軽に入手できる反面、食生活の乱れが、生活の乱れ、社会の乱れに 繋がっています。大学の学生食堂のような「ビッフェ方式」など検討できないものでしょうか。 安全問題もありますが。校区の市民も利用できる形式などんなものでしょうか。 * 松尾市長は公約を実行する義務があります。龍馬が大好きな市長であれば、龍馬の ように「高知方式による給食実施をすべき」でしょう。様々な問題をクリアし、市民に 「実施時期」を明示していただかないといけないと思います。 |
||||||
あなたは
人目のゲストです 2002年3月1日 |
||||||