介護保険財政はどうなっているのか?

 

 今日のテーマは「介護保険財政はどうなっているのか?」です。

昨年4月からスタートしました介護保険制度。1年を経過いたしますと、当初は予想できなかった問題もあるようです。

 65歳以上を高齢者と呼んでいますが、高知市の場合は18%、県平均が25%です。

2025年の予想では高知市においても25・7%になります。統計では高齢者人口の約11〜12%が介護が必要になります。

 言葉はよく耳にいたしますが、介護保険財政はどうなっているのでしょうか?

 健康福祉部介護保険課 橋村幸良課長に取材いたしました。

1)介護保険は、3年ごとに介護保険事業計画を策定し、介護認定者数、サービス量、

  給付費に応じた保険料を設定するようになっています。

   介護保険スタート時から、高知市の場合は、安く設定していますので赤字です。

  次回(15年度〜17年度)計画策定の際の重要な検討課題です。

2)介護保険は在宅介護の充実を目的としていましたが、現実には施設介護が予想以上に

  増加しました。そのため結果として介護保険事業計画を上回る給付額になりました。

  「介護保険事業統計」(平成13年度版)もいただきました。一読しただけでは、なかなか

  理解できない統計資料でした。

3)今後の問題は後期高齢者(75歳以上の方)の増加にともなう要介護者の増加対策

  でしょう。最近老人医療制度も70歳から、75歳に引き上げられましたが、国のほうも

  対応しているのです。

* 介護認定はどうなっているのかと申しますと、市役所の介護保険課も窓口に申請します。

  そして調査員が訪問し、聞き取り調査をします。医師の診断も必要です。

   介護認定審査会がありまして、そこで、要介護認定(1〜5段階・自立)を行ないます。

* それから介護サービス(ケアプラン)を作成します。在宅での介護サービスを1割負担で

  受けるか、各種介護保険施設へ入所するかのどちらかになります。

   「介護保険の手引き」(高知市健康福祉部介護保険課作成)を参考

* 健康な高齢者を増加させる対策をしていますのが、元気いきがい課です。

* 私も第2号保険者として介護保険料を負担しています。しかし今のところ両親が高齢ですが健康

  ですので、関心がありませんでした。

   複雑な制度ですが、少しづつ学習したいと思いました。

* 「高齢化社会」はなにやら暗いイメージですが、話を聞いていますと「新しい雇用の場」

  が数多く提供できるのだと思いました。

* ヘルパーの資格取得なども研究してみます。

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2002年3月1日