防災対策のありかたについて 今日のテーマは「防災対策のありかたについて」です。 過去高知市民は、大災害をいくつも経験しています。1970年(昭和45年)の台風10号による大雨での市内中心部の水害。1975年、76年(昭和50年、51年)と高知市西地域、鏡川南岸地域を水没させた連続大水害。1998年(平成11年)には、大津、高須、一宮地域を水没させた大水害。記憶に新しいところです。 また昭和21年(1946年)には、南海地震が敗戦まもない高知市を襲いました。地震による家屋の倒壊ばかりでなく、地盤沈下と津波の被害も甚大でした。 去る9月3日には、高知シテイFMも参加しました防災訓練も行なわれました。今後70年以内には必ず起きる可能性の高い南海地震。対策やそのあたりの関連情報は、市民としましても大変関心のあるところなのですが? 総務部総務課刈谷敬朗課長補佐 総務部総務課防災対策室 関田学俊主事に、取材いたしました。 1)南海地震と98豪雨の教訓から、浦戸湾岸、国分川、船入川流域に「固定式防災行政無線」 を順次整備しています。9月の合同防災訓練におきまして、音声到達確認などの伝達状況に ついても検証をしています。 2)高知シティFMをはじめとする各報道機関各社の協力をえて、「災害時における放送要請に関す る協定書」を締結しています。また災害時には、災害対策本部(市第二庁舎3階。防災対策室の 隣室)から、各報道機関にファックスにて災害情報を伝達することになっています。 3)南海トラフ上で、マグネチュ―ド8・4の大地震が発生。津波が発生。地震発生から20〜25分 で桂浜に7・8メートルの津波が襲来。津波は浦戸湾に入り、湾内、河川を遡上します。 30分、1時間おきに、第二波、第3波が襲来します。地震による地盤沈下による 被害も重なり、下知、潮江地区を中心に最悪2メートル水没する。「津波防災アセスメント 調査」の発表資料によれば、そう想定されます。 * 都市化の進展とともに従来型の防災対策では不十分な部分があります。固定式防災無線では 、交通騒音により聞こえないことが殆どです。現在高知シティFMでは、消防局の協力も得まして 、火災時の「わりこみ放送」を実施しています。皆カーラジオを聞いていますので、 一層の高知シティFMの活用が必要です。 * トップ1四国屋上と、桂浜には監視カメラが設置されています。より「有機的な」防災情報の 提供が必要でしょう。 * 市の担当も指摘されていましたが、各地域で市民による「自主防災組織」の形成が必要だと 思います。これは1つ提案事項です。 現在まちづくり市民課も関与しまして、高知市内各地域にて「コミュニティ計画」を策定中です。 これに連動して「防災コミュニティ計画」を策定すべきでしょう。 * インターネットの活用も必要であると思います。信頼できる情報NPO(例えばハート・リンク コミュニティなど http://www.ai.wakwak.com/~ziyuu/との連携も必要です。 |
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人目のゲストです 2002年3月1日 |
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