橋本知事4選目目の課題
今日のテーマは「橋本知事4選目の課題」です。 1991年の知事選挙で県民の圧倒的な支持で高知県知事に就任した橋本大二郎氏。2選目,3選目も同様の県民の支持を得て再選されました。今年12月は知事選挙があります。
昨年橋本知事は4選目に意欲を示しました。改革知事として業績をあげた北川三重県知事は2期8年で辞任すると表明しました。昨年の高知国体は橋本知事のリーダーシップで、簡素な「身の丈」の国体になりました。一方で「やみ有志事件」など県政の不祥事の問題解決は出来ていません。4選目の課題は何なのでしょうか?
1)それは「高知県庁の県民への信頼回復」でしょう。元副知事ら幹部職員による巨額な県費不正融資による焦げ付き。額は28億円になりました。貴重な税金が「不良債権」になったのです。
2)それに対する「再発防止策」は不十分です。未だ再発を防ぐ県庁組織の改革はされていません。また県庁職員の「意識改革」にも成功していません。権利意識を振りかざす職員が未だに多いのには呆れます。
3)プロ野球キャンプの相次ぐ撤退は大問題です。高知県観光には大打撃です。西武、阪神、の後釜をどうするのか。知事の知名度、リーダーシップが問われると思います。
* 4選しようが、5選しようが、「汚職」とは橋本大二郎氏は無縁だと思います。 問題なのは「後継者づくり」「追随者づくり」に失敗していることです。
* 橋本知事が個人的に支援した候補者はことごとく落選しています。候補者自身の力量不足もさることながら、「徒党を組む」ことの嫌いな橋本知事の性格が出ていると思います。
*高知県民は「橋本の跡に橋本なし」の状態を好みません。県庁組織を信頼回復して、橋本知事の改革路線を高知県全体に根付かせていただきたいのです。それには橋本知事1人が「スーパースター」であってもかなうものではありません。県民といったいとなった県政改革組織を本気で稼動させないかぎり、改革は実現されないのです。
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