内部告発を奨励しよう

 今日のテーマは「内部告発を奨励しよう」です。最近は大企業の不祥事が相次いでいます。厳しい不況のなかで目先の利益確保に走り、組織ぐるみで不正な行為をしています。思いつくだけでも、雪印、日本ハム、三井物産、東京電力、ユニバーサルスタジオ、ダスキンドーナツなど大企業ばかりです。

 ではどうして不正が明らかになったかと言いますと、「内部告発」からでした。組織ぐるみで動く日本社会。組織を結果的に裏切る行為は、大変勇気のいることなのですが・・・・。

1)組織への忠誠心が、「社会常識を忘れる」行動をとるのが 日本の大企業。官 公庁も同じである。企業の目先の利益のため に、国民全体の命や健康が損なわ れる危険があるならば、内 部告発は、英雄的な行動と賞賛すべきです。

2)内部告発者の人権と命を守る為に、「情報公開ー内部告発促進法」でもこし らえるべきでしょう。個性が殺されがちの日本の企業社会では、内部告発は大 変勇気のある行動だからです。賞金も与えるべきでしょう。

3)企業の透明化、情報公開のモデルと言われていた東京電力でも「まやかし」 でありました。原子炉点検記録の改ざんは組織ぐるみでありました。下請けの 点検会社社員からの告発でした。警察、保健所、消費生活センター、報道機関 で「内部告発受付」のような機関をこしらえるべきでしょう。

* 高知県庁の「やみ融資事件」でも捜査当局や報道機関は、「内部告発者」を  もっとこしらえるべきでした。報道機関は、「内部告発によって県民が救わ  れる」とキャンペーンをすべきでした。

* 内部告発者の匿名性、人権、家族を守る「仕組み」づくりが大事です。情報 公開のしくみづくりと同時に、内部告発者を守る仕組みが必要なのです。

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2002年3月1日