高知国体の意義について  

 今日のテーマは「高知国体の意義について」です。いよいよ「よさこい高知国体」が、始まります。夏季大会は9月21日から、秋期大会は10月26日から秋季大会が開催されます。多数の体育関係者が高知県各地を訪れ、競技に汗を流します。 改めて高知国体の意義について考えてみたいところいなのですが・・・・。

1)スポーツ施設が高知県内市町村に完成したことでしょう。いずれも全国大会 が開催できる規模で。ワールドカップの後の競技場の運営費捻出で開催自治体 は苦しんでいます。高知県の市町村も同様の苦しみが後々残る心配はあります。

2)開催した都道府県が必ず優勝することはないでしょう。それよりも県民全体 が「もてなしの心」で競技関係者に接触できるかどうかでしょう。それがあと あとの観光などの振興に、ゆくゆくは繋がるだろうからです。

3)私も昨年のプレ大会を体験しました。セーリング競技(ヨット)の役員でし たが、朝早く宿舎を出発、日が暮れた頃に宿舎に戻る生活でした。とても宿舎 の周辺を散策する余裕など全くありませんでした。

* 意義があるとすれば、出来上がった施設の「有効な活用」であると思います。   高知は冬が暖かいし、天気が2月、3月は安定していますので、サッカー、  野球、陸上などの屋外競技の合宿に適しています。どんどん誘致運動をすべ  きです。

* 高齢化社会が高知県では急速に進行しています。国体でこしらえた体育施設 も使用し 、「寝たきり防止」「転倒防止」「地域住民の生活習慣病防止」などに 効果のある、トレーニン施設にグをすべきです。

* 国体に参加した体育指導者にも、そうした「寝たきり予防」の専門的な運動生 理学を研修していただき、地域ぐるみの健康増進運動になれば幸いです。

* 興業的にもスポンサーがつかない国内競技大会です。成績向上へ目くじらを たてるだけではなく、スポーツの裾野を広げる意義を国体に求めるべきだと思 います。

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2002年3月1日